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堀井On-Line
by horii86
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■7940,閑話小題 〜そろそろ本格的冬の到来ですか!
* 師走とはいえ…
冬の到来の時節だが、ふるべき時にはフルが良い。 地震、台風、噴火、
パンデミックなどが日常化した昨今、何もない方が不思議な感がするだけ。
情報機器の進化などで、全国津々浦のニュースが、全国区まで細部の出来事が
入り込んでくる。震度4未満なら、その地区だけにすればと思うこと屡々。
としても、災害が激増したことは間違いない。…
76歳も初体験。なる程、到達すれば、この年齢の肉体に魂が宿り、その苦痛を
味わう破目に。しかし経験、体験、知識の質量が増えた現在、それでも、何も
知らない自分に毎日のように遭遇する。 毎日が新鮮な世界と遭遇する現在、
味わい方が違ってくる。情報化の恩恵は、それなりに、受けていることになる。
人生とは困難解決の道すがら… 比較的順調?に生きてこられたことになる。
何処に大黒鳥が隠れている可能性がある年齢になってきた。…このコロナ禍で、
誰もマサカの坂に遭遇する可能性がある。それも人生だが…、それぞれの時節に
燃焼してきた実感があるので、気持ちは穏やかである。でも、思いもよらない
事態が来ても、何ら不思議でない。とにかく何れの時節にも、一期一会の思いの
まま、書き残してあることも、気持ちを和らげる。 年々、日々、これ好日の
心がけが、苦難・苦痛を小さく納めてくれる。
・・・・・・
7240,閑話小題 〜ラスト♪ソング =2
2020年12月13日(日)
『ラスト♪ソング』佐藤由美子著
目を閉じて、自らのラストソングを考えると、思いのよらない曲が魂の底
から湧き上がるのは何だろう… これはと思う程に次々と湧き上がる。魂の
故郷は、幼児の頃の原風景というが…こういうこと。 4〜5歳頃の年末、年始
のジングル・ベル、ホワイトクリスマス、正月ソングなどなど、姉、兄と過ご
した曲が次々と…。
両親が長岡戦災の焼け跡から、新しい事業を立ちあげようとしていた時節。
子供ながらに、毎日が新しい経験を家族供ども、生きていた。そのバック
グランドには、流行歌が流れていた。地元の駅前の一等地には次々と競合店が
近隣に出店。子供ながらに眠れない日々が続いていた。 頼れるのが、その日の
売上。一つ間違えると、一家が路頭に迷うのが商売。そのため、両親だけでなく、
兄姉たちは、家族として結束をしていた。それらもあって、この本には直に反応。
魂の底流に流れているのが、特に年末の繁盛時に流れていた流行歌。死ぬ時は、
これらのソングが、『ラスト♪ソング』になる。
この本を読みながら、20歳時に創業を思いたったのが、正解だったと気づく1!
人生のピークポイントは、あの時節に有ったようだ。 激流に漂う木の葉に、
家族がシガミツキ必死に生きていればこそ、そこが魂の故郷!
そのバックグランドで流れていた音楽こそが、『ラスト♪ソング』になる。…
…当時の現実は、そう甘くはない。兄4人のうち、3人が、その渦中に亡く
なっていた。姉4人は、緊張の日々の中で、欠けることもなく生き抜いたが、
敗戦からの再生プロセスでは、極限状態にあった。それは我が家族だけでなく、
一般国民が総じて同じ状況であった。このコロナ禍で、危惧しているのは、
世界戦争である。いつ何時、戦争勃発の可能性があるため!独裁者にとって、
混乱をする程、権力が集中するため、欠くことが出来ない物語のなるからだ。
トランプのように、わざわざ、世界とアメリカを分断しようとする企みと
想えてしまう振舞いもあった。 …まだまだ序盤でしかない。
≪◉ 死が迫った患者にも聴覚だけは残っている。著者が音楽療法士として最初
に担当した80歳の末期がん患者テレサはほぼ意識がなくて眠ったままだった。
ベッド際には息子と娘が見守っていた。 著者がギターを弾きながら「エーデル
ワイス」を歌うと息子と娘が母親との思い出を語り始めた。その後でリクエスト
に応えてテレサの好きだった「きよしこの夜」を著者が歌い始めるとテレサに
変化が起こった。それまで閉じていた目がまばたき、やがてしっかり見開き、
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12月14日(水)
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