ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7708,不平等論―格差は悪なのか?


            『不平等論』フランクファート,ハリー・G【著】
 自由、平等について多く書いたわりに、『不平等』については書いてなかった。
インドの大地に立つと、下手な平等、公平論は吹飛んでしまう。3000年以上の
カースト制の、それが、人々の顔、カタチに、そのまま見事に表出している。
日本にも気づいているかどうかは別とした「士農工商」の隠れた立ち位置がある。
 それさえ金銭が埋めてくれる。都会の真ん中で、目的地に行こうと考えて、
さて山の手線か、地下鉄か、タクシーか…手持ちの小銭が少ないなら、歩くか
地下鉄。雨降りならタクシーか…不平等など考えない。
 美人かが、それなりの一生涯の格差が7800万の差が出る。プロの選手なら、
成績が直接、値付けに反映する。動物は、取分け人間に近いチンパンジーは、
その小さな差異に、平等、公平に敏感。 そこに世間が登場してくる。所詮は、
石の形の砂利ほど、敏感になる。そこに貧困問題が絡むため如何にもならない。
都会、それも大都会になるほど、街そのものが、格差が明確になる。日本ほど、
ドヤ街が少ない国は珍しいというが… メキシコ、ブラジル、中南米の格差は、
大きい。そして犯罪の巣窟でもある。

 〜図書館の返却コーナーで見つけ借りてきたが、平等論よりシリアスで面白い。
プーチン、何をサホド怒っているのか? 白人間の長年の差別である。混ざって
いても歴然とした格差と差別。それでも白、黒からすれば、深刻でないとしても!
11年間、スポーツジムで見えたことは、地方特有の、細かい格差と差別である。
近しくしないのは、その幼稚なるが故の、難しさ。独り、何事も見て見ぬふりも
味なもの。
 ―
【内容説明】
 経済格差が拡大する今日、「平等」には絶対的値があると考えられがちだ。
しかし格差は本当に悪なのか?道徳哲学の権威が、なんとこれに異を唱える!
平等主義は往々にして、まちがった信念に基づいている。収穫逓減なんて嘘で、
所得再分配で社会全体の満足度が増すことはない。それどころか、平等主義は
むしろ危険である。それはいったいなぜなのか?そして本当に重要なのは何な
のか?経済的不平等から一歩踏み込んで、平等論そのものへの深い疑義へ。
本書は格差論の本質にせまっていく。ピケティ『21世紀の資本』の訳者が翻訳。
各種の議論を徹底整理しつつ本書の主張を位置づける、格差議論の決定版訳者
解説付き。
 感想・レビュー
<人生ゴルディアス
平等主義は、「自分が本当に必要としていること」ではなく「他人がいくら
持っているか」によって幸か不幸かを決めようとする性向があるので正しくない、
また、平等という状況そのものには道徳的な正しさはなく、何らかの平等を
目指す過程で社会的厚生が増す可能性が高い、的な話。その論はともかく、
古い時代の思想家なのでとにかく議論が雑(特に経済学とか貧困の話を引き
合いに出すとき)。いやエッセイ的なものだから……というのではなく、別の
本でこの人の思考実験を見かけた時ももにょついたので、そういう人と思う。
2020/06/04 >
 ―
< 貧困が十分に納得できるほどひどいものだと示したからといって、同じ
ことが不平等についても言えることを示すにはまったく役に立たない(47頁)。
私が言いたいのは、一部の平等論者が高い所得や特別な機会を受け入れている
のが偽善的だということではない。言いたいのは、多くの平等主義者は、自分
たち自身が他の人々と同じくらい経済的に恵まれているかどうかについて、
本当は気になどしていないということだ(48頁)。アマルティア・セン(1992)

・・・・・・
7357,閑話小題 〜つれづれに哲学 〜考えましょうよ −2
2021年04月06日(火)
 テーマを何にかと、この数年前のテーマをみると二年前に、これがあった。
数十年来、特に、この10年間、周辺をみて感じたそのままが書いてあった。
考えることを重労働とは言い得て妙だが、色いろ想念を働かせて突詰めることを
重労働と捉えることは新鮮である。 その記述は、著者の文章かと思いきや、

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04月06日(水)
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