ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7642,閑話小題 〜スペインインフルエンザを改めて…
閑話小題 〜スペインインフルエンザは

 百年前のスペイン風邪は、報道規制もあってか、あまり語られてない。
島国特有の陰から蔭へと葬り去られたのだろうが… その類の話題は家族や、
親戚の不幸を全く聞いていない。かなり厳しいタブーだったのか…
何時の間にか,6波になってきた。これだけは一度、罹ると後後まで影響する
ため、神経質になるのは致し方がない。改めてスペイン風邪について調べると…
誰も親戚に病人が出ても声高々に話さない… リタイアをした身なれば、あまり
心配をしてないが、いざ、罹ってしまえば…

≪ ◉ スペインインフルエンザは、1918年3月頃から1920年頃まで全世界で流行、
科学的に検証可能なインフルエンザパンデミックの中では史上最大のものです。
統計は諸説ありますが、この間、当時の世界人口18億〜20億人の1/3以上が感染し、
数千万人(概ね2千万人〜5千万人といわれます)が死亡し、その致死率
(発病者数に対する死亡者数の割合)は2.5%以上と推計されています。
この流行は第一次世界大戦の最中に起こりましたので、参戦していた国々の
兵士にも甚大な被害をもたらし、戦局にも大きな影響を与えました。

◉ 各国はインフルエンザによる戦力の低下を敵国に悟られないようその流行を
秘匿しましたが、参戦していなかったスペインでは情報統制が敷かれておらず
同国内の流行が広く世界に報道されました。 スペイン国王や大臣もインフル
エンザにかかったという情報が報じられたことなどから、このパンデミックは
あたかもスペイン発であるかのように受け取られ、同国の名が付いたとされます。

 ◎ スペインインフルエンザはどこで発生したか
スペインインフルエンザが世界のどこで最初に出現したか、明確な証拠はない。
インフルエンザウイルスが発見される前のことですからウイルス学的な確定診断
はできませんし、また届出義務のある疾患ではなかったのですから、正確な疫学
データがないのはやむを得ません。
 スペインインフルエンザにつながる最初の流行としてはっきりした記録がある
のは1918年3月の米国であり、ここから流行が始まったとする見方が一般的です。

 ◎ 米国のスペインインフルエンザ
スペインインフルエンザの流行は1918年3月に米国のカンザス州から始まりました。
3月といえば季節性インフルエンザの流行がそろそろ終わる時期ですが、この年は
春を過ぎてもインフルエンザ患者数は減少しませんでした。当初はインフルエンザ
パンデミックの始まりに誰も気付きませんが、軍隊や刑務所のように総員数が把握
できる集団での大流行や、大規模な自動車工場の労働者が多数欠勤して業務に
支障が出るなどの事態が次々と起こるようになると、人々は「普段とは違うインフル
エンザの流行が始まった」ことに気付きます。膨大な患者の中には死亡する者も
少なからず見られ、米国社会は混乱に陥りました。当時、第一次世界大戦に参戦
するため米国からは何十万人もの若い兵士が軍艦に乗り大西洋を超えてヨーロッパ
の戦場に向かいましたが、その中にはインフルエンザにかかった者も多く含まれて
いました。こうしてウイルスは4月から5月にかけて米国からフランス、イタリア、
ドイツ、スペイン、イギリス、ロシアへと拡散、同年6月頃までにアフリカ、
アジア、南米まで拡がり、地球規模のパンデミックになったと考えられています。

この1918年の春に見られた流行をスペインインフルエンザの第1波(春の流行、
Spring wave)といいます。第1波は、感染者数は多かったものの、致死率はそれ
ほど高くありませんでした。この第1波は同年夏頃に一旦勢いが低下しました。

1918年9月頃からの流行を第2波、1919年初頭以降の流行を第3波といいます。
特に第2波においては肺炎を合併して重症化する患者や死亡者が多かったことが
知られています。 本格的なスペインインフルエンザが日本を襲ったのは、
1918年9月末から10月初頭と言われています。当時の内務省衛生局は1918年8月〜
1919年7月を「第1回流行」と記しています  ≫
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01月28日(金)
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