ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7046,閑話小題 〜現場は… やば! −2
* コロナ禍の生現場
以前と違い既に隠居の身、居酒屋、スナックに行く機会が少ない。
そこでYoutubeを切口に、歌舞伎町の居酒屋経営者の生の声を‘街を彷徨う
人達の事情’をインタビューする。そこで、小さな飲食ビル前で佇む初老の男
に話しかける場面。その居酒屋の社長で、コロナ禍の厳しい現状を語りだした。
〜その内容とは…
【 歌舞伎町で商売を始めて40数年。大たい4〜5年で7〜8割が自然淘汰される。
店内に篭り働きづめのため他店の事情に疎い。…この危機はリーマンショック
とは比較ならない程、厳しい。この数年で、9割が淘汰されると推測される。
その残りの1割になりたいが… 従業員は、他の駅前店を加えると28人。
何とか生活を成立させたい。数日前からあけた店は、以前の1〜2割しか売上は
戻らず、一年後に、5割戻るか否かだが、厳しいだろう!】と、悲壮感が色濃く
漂っていた。
歌舞伎町といえば、日本有数の色町。目的の店に行く事前、事後に居酒屋に
立寄って気勢をあげる。働くには面白いのだろうが、ここも御たぶんにもれず
最悪の事態。 <現状を把握すれども、理解も納得もできず!>
世界中が現在、経験していること。現在、問題なのが、ほぼ全ての業種、業態
に関係していること。規制解除後も、売り上げ回復がゼロか、1〜2割ほど、
「自分だけでないから、自分だけは大丈夫」という落し穴の「正常性バイアス」
歌舞伎町の居酒屋社長も、この「正常性バイアス」が、深く根づいている。
中越地震の古町に、行くつけの店に顔を出すと、「一週間に一人だけドアを
開けただけ、あんたが二人目」と、涙ぐんでいたことがあったが… 今回の、
これは、絶望に近い黒鳥の到来。
―
ネット検索で「歌舞伎町 一人佇む」と入力をすると、
以下なる文章が出てきた。なる程、これほど3密の劇場が、現に存在していた。
【 東京・新宿歌舞伎町の路地裏にひっそり佇むストリップ劇場「DX歌舞伎町
ミュージック劇場(通称:デラカブ)」6月30日、39年の歴史に幕を下ろした。
歴史ある劇場の最終日を見届けた風俗情報誌『俺の旅』の生駒明・元編集長
は当日をこう振り返る。「最終日は48席の客席を優に超える100人以上が行列を
なして待っていました。劇場専属の踊り子も舞台に上がり、とても感動しましたね」
その会場に普段は固く禁じられている「カメラ」が初めて入った。消えゆく
ストリップ劇場の姿を記録に残したいと立ち上がった京都のピンク映画館
『本町館』で働く太田耕耘キ氏が、ドキュメンタリー映画『デラカブ活動写真』
を企画し、自主制作した経緯を語る。】 とあった。 歌舞伎町が、生々しく、
存在していた。
・・・・・・
6679,閑話小題 〜卒・50周年の集いに参加して
2019年06月29日(土)
* 卒50周年の同期の会、見聞録
リタイアをして8年と3ヶ月。日常という岩穴の生活が日々を覆っている。
それに不満もないが、年一の海外ツアーや、何やらの忘年会で、市外への外出で、
何とか気を紛らわしている。大学の粋な計らいで、10年単位で、同期生の会が、
学食で立食パーティー方式で開催されている。20、30、40周年の集いに参加して
きたが、これが何とも感慨い深いものがある。小・中・高校の付属校卒を中心に
閥があるようだが… 地方出身とは、明確のラインが引かれている。地方から
わざわざ上京しなければならないハンディなどで、どうしても疎遠の傾向になる。
何故か、私たちの年代の出席が異常に高くて、前回は400人、今回は340人。
総長の挨拶で、連絡がついた中で死亡確認が160名。大よそ3割が鬼籍に入って
いると。72,73歳が一堂に、340人も集まる会は、恐らくギネスブックものと。
立食パーティーでは、この10年近く、毎年、同級会に参加してきたためか、
顔見知りが殆ど、他にクラブ、ゼミなどの友人などが、話しかけに来てくれ、
一時間半はあっという間に過ぎた。ただし、何故か欧州旅行の友人は皆無。
今年の暮れも忘年会には出席予定だが、一回ごとに一期一会の感が強くなる。
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06月29日(月)
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