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堀井On-Line
by horii86
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■6986, 閑話小題〜 年齢を重ねるにつれて
* 御隠居生活を重ねるにつれて…
◉ 兄から電話が入ると、‘姉か従兄の死亡の知らせ?’とドッキとする。
先日は千葉に住む三人の姉の一人から「新型コロナは大丈夫かと連絡が入ったが、
如何だ?」の内容。最近の想念は昔の苦い想い出が多い。血気の多い20歳、30歳
頃の軋轢。 けっこう毒の多い言葉を吐いてきたため、怨まれてきた。それさえ
なければ折角の学びも、善行も?台無しと、何度も言われてきた。この毒があれば
こその私と嘯いても、致命的なことが、あまりに多い。
◉ 65歳時に順調と想えた事業人生を終えた。碁盤の白石が一斉に黒に替わった
感覚である。そこから、人生を振返ると、様ざまな、己の所業の裏表がクッキリ
と見えてくる。これこそが人生最大の収穫。後悔もなし、残ったのが行蔵のみ。
何事も受止め方次第。問題は充実していたかどうか。<想いこみさ、人生は>。
どん底にこそ人生の妙味がある。
◉ 毎日のように、この新型コロナについて書いている。 書けど尽きない程、
事態は深刻で、あたかも戦時下のようだ。…リタイした御隠居の身なればこそ、
心労は少ないが、明日になれば一転の可能性がある。県内は、今のところ少ない
が、潜在的保菌者は多いのだろう。人口移動の少ない城下町で、保菌者となれば、
差別、嫌がらせは辛辣になる。柏崎・刈羽原発で、数名の保菌者が出て、責任者
の御詫び会見があった。別に悪いことをしてないのみ、何ゆえに謝る必要がある
のか。要するに風潮が、そうさせている。サービス、三次産業の従事者は、仕事
そのものが命がけ。
◉ 9年前から、近くのSC内のスポーツジムに通い1〜2時間の運動量を保持してきた。
ところが、この一連の騒ぎで、ジムが一時的?に閉鎖されて、困っている。
「身体は動かさなければ弱っていく」というが、「動ける範囲が動くべし」
動く行為は、自分自身から心がけないと不可能。 ジムの指導で、
<現在、動かしてる個所に意識を集中してください!そうすると
効果が数倍は上がる>という。これがポイントのようだ。
<一週間、継続している運動を休むと、元に戻すに数ヶ月を要する!>は現在、
実感していること。動ける内は動かないと。特に足の指先の管理は重要だ。
<ステイホーム>と言うが、近くの土手の運動までは、問題なし。
・・・・・・
2019年04月30日(火)
6619,閑話小題 〜平成の終り
* 平成、最後の早朝に…
今日で平成の年号が終わり、空気は少し変わることになる。昭和生まれ、
とりわけ団塊世代以上の世代は急に老け込んだ感覚になる。 平成から令和と、
昭和から平成への改元の意味と考え合わせると現時点の時代と、自分自身の立ち
位置が映し出されてくる。 あと2年足らずで、後期高齢者に区分され、自動車
免許証の返納を勧められるなど、ここで失われた過去の喪失感に遭遇する?
―
せっかく改元の前日。少し難しい話を。
フロイトが、途中で自らの理論を大きく転換。新しいモデルでは、
・人間の心は、心のコントロールセンターのような「自我」という部分と
・エロスやタナトスから出るエネルギーの集合体である「エス」というものと、
・無意識のうちの心に住みついた、自分の親がいろいろな形で命令を出している
「超自我」という3つの要素からなると、唱えた。
この超自我というのが、普通の道徳感とはちょっと違っていて、エッチや、
これは不道徳な親にいえないことなどの意識レベルでブレーキになるもの。
フロイトのモデルでは、超自我というのが単なる道徳感ではなくて、無意識の
うちに身体や心を反応させる状態をいう。
何でまた、こんな話をするかと言うと… 昭和と、平成を分けて、過去を
振返ると、究極で切り抜けた難題、この「超自我」が、その都度の判断と決断
で、自らを導いてくれていた。こういうのを血筋というのかも… よくぞ、
事なきをえて、切り抜けてきたとかと。 私の心の最後の拠りどころ…
「後味の悪くなることは避ける」が、この「超自我」だろう。いや「自我」?
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04月30日(木)
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