ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6960,映画観賞 〜『 Fukushima 50 』


 この時節、福島第一原発と重ね合わせたいと観ることに…
あの時に、もし福島・第二原発が爆発をしていたら、死者が数十万人も出る
瀬戸際だったことを、この映画で知った。私の住む長岡市は、その境界線上に。
 この映画を観る動機が、現在の日本が、これから起こる大津波の前夜に似て
いるため。原子炉の溶解と、爆発が国内の新型コロナの爆発と酷似ている。
それが、アメリカのニューヨーク州と、関東首都圏である。イタリア、スペイン
では既に医療崩壊が起こって、手が付けられない実体がTVニュースでリアルに
報じられている。阿部首相と小池都知事は、東京オリンピック開催を優先
して、初期に決断すべき手立てが遅れさせてしまった。トランプ首相も、然り。
これで権力維持は消えてしまった。これから、日本でも数万、数十万の死者が
出るなど、現在の日本人には想像が出来ない。しかし、隔日に初期の封じ込み
失敗のツケは何倍になって襲いくる。大地震が中国で、欧州に、そして連鎖して
アメリカで起こった。その連鎖が、現在、日本に襲いくること必定。
映画館のドラマそのものが、私たちの現実に襲いかかっている。 前回の
「3・11 東北大震災が、映画のごとく様相で事業清算の直接原因になった。
肌で直に経験したため、諦めがついた。生活が可能であるだけ、有難いと。
立ち位置が少し良かった人たちには、その諦めこそが最重要要素と分からない。
何とも、それが面白い。そして、自滅。この事態は、私にとって、日常である。
「枝葉を切って、根を養え」という、大自然からの警告。、
原点に立ち戻って、現在を見つめ直せ>ということ。「志村けん」を人身御供
とした自然からの警告である。 温暖化を甘くみたトランプを大統領にした
シンジケートに対した警告。欧州のEU推進派系に、中国の利益第一主義に対し、
問いかけたもの。何が東京オリンピックか! 何がアスリート・ファーストか。

≪ :解説:     『Fukushima 50』
 2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故で、
未曾有の事態を防ごうと現場に留まり奮闘し続けた人々の知られざる姿を描いた
ヒューマンドラマ。2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0、最大震度7
という日本の観測史上最大となる地震が起こり、太平洋沿岸に押し寄せた巨大
津波に飲み込まれた福島第一原発は全電源を喪失する。 このままでは原子炉の
冷却装置が動かず、炉心溶融によって想像を絶する被害がもたらされることは
明らかで、それを防ごうと、伊崎利夫をはじめとする現場作業員や所長の吉田昌郎
らは奔走するが……。現場の最前線で指揮をとる伊崎に佐藤浩市、吉田所長に
渡辺謙という日本映画界を代表する2人の俳優を筆頭に、吉岡秀隆、安田成美ら
豪華俳優陣が結集。「沈まぬ太陽」「空母いぶき」などの大作を手がけてきた
若松節朗監督がメガホンをとった。≫
【 〜ビュアー コメントより〜
9年前、TV中継を目にする私は、あそこに命がけの人々がいることを知りながら、
頭でその意味を理解するのを避けていたように思う。本作は等身大の人間の行動
や感情を突きつけ、同じ血の通った人々が身を投じていたことを改めて伝える。
見ていて怖かったし、結果が分かっているのに震えた。もちろんこれは状況の
ほんの欠片に過ぎない。他にも様々な立場の方々がいらっしゃるし、本作に
ついても様々な感想や指摘があるはず。我々は今後もできる限り「知りたい」
と求め続けねばならない。そう強く感じさせる一作だった。】
 ―
▼ あれよあれよと、事態が深刻になっている。日本全体が凍りつき、その目は
 外国の現場の様相に…。その意味で、この映画は、タイミング的にベスト。
  今朝のネットニュースでも
《 ♢ 在日米大使館 帰国を強く促す
 在日アメリカ大使館は4月3日、日本に滞在するアメリカ国民に対し、帰国を
強く促す文書をホームページ上に掲載した。その中で、「幅広く検査をしないと
いう日本政府の決定によって、新型コロナウイルスの有病率を正確に把握する

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04月04日(土)
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