ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6589,つれづれに哲学 〜相対的価値を絶対と思う下愚かさ
* 思い込みによって生きている
池田晶子の『14歳からの哲学』の中で、
≪人間はあらゆる思い込みによって生きている。その思い込み、つまり価値観は
人によって違う。その相対的な価値観を絶対だと思い込むことによって人は生きる
指標とするけれど、まさにそのことによって人は不自由になる。外側の価値観を
絶対と思い込むことによって不自由になる。この意味では、イスラム教過激派も
自由主義も同じことだ。「自分で考えようとしない人の不自由は、まったく同じ。
精神は、考えることで、自分の思い込みから自分を解き放つ。死が存在する
ことも、アラーが絶対だということも、社会によって自由が保障されることも、
すべてが不自由な思い込みだ。これが思い込みだということは、考えないければ
気づかない。自由になるためには、人は、自分で考えなくてはならない。≫
―
▼ これを読んだのは20年以上も前のこと! ほぼ誰も考えようとしない。
それを象徴した呼び名が『世間』という。ことあるごとに、非難するから、
それはそれは… <外側の価値観を絶対と思い込むことによって不自由になる>
致し方がないが、内側の価値観を長年かけて構築しておかなかった人の騒めきを
恐れて、耳を澄まし、その思い込みに沈んでしまい生涯を終えていく。思い込み
も時に必要だが、自らを俯瞰する、読書と旅も…。 それと孤独。
――
* 言葉の力 『暮らしの哲学』池田晶子
≪ 明日、私は、確実に死ぬ、こうわかった時、あなたは、必ず、「言葉」を
求めるはずです。生死すなわち人生の真実を語る言葉、正しい考えを語る言葉
を、必ず求めるはずです。苦難や危機に際して人が本当に必要とするのは、
必ず言葉であって、金や物ではありません。
…我々の日常とは、明日死ぬ今日の生、その連続以外の何ものでもありません。
なのに、どうして人は、言葉を求めずにお金を求めるのか。≫
―
▼ これを書き続けているのは、死の恐怖心を少しでも和らげたいため?
その蓄積した言葉の沈殿が、魂を少しでも、すくってくれているようだが。
確かに、言葉の力は絶大である。それも沈殿している言葉の語りかけが孤独を
癒してくれる。逆に考えられないために、集う人達。何だろう、何をしに地球に
生れ出てきたのだろう。これも思い込みですか! 生命誕生から40億年以来の
大変革期ですか、この情報革命と、科学の進化がもたらす変革は! 以前、20万年
以来と言われていたが、今度は生命誕生以来というが、それが、決して大げさに
思えないのが、ネット社会の進化と変化。 良かった! これに間にあって!
生れてきて、「いま、ここ、わたし」を日々刻々味わえただけでも、有り余った
経験の上に、この断層を経験できたのだから… これって、オーバー?
アタリの『サピエンス全史』に影響されですか?
・・・・・・
2013年03月31日(日)
4397,「武士道」という諸悪の根源
* 「武士道」という諸悪の根源 《「世間」の捨て方 ー3》
「武士道」が諸悪の根源という説は面白い見方。しかし少し考えれば当たり前
のこと。徒党を組んだ侍の親分が武力で農民の米を徴収し、仲間内に配っていた。
その暴力装置を持つ集団が綺麗ごとで尤もらしい規範をつくりあげだけ。
それを子育てを含め根こそぎ否定しているところが新鮮。ーその辺りから抜粋ー
≪ 子育ての見本として、絶対に見習ってならないのが江戸時代の武士道。
「武士という者が日本を悪くした存在です。(略)武士の頭の中にあるものは
主君に使えるということだけ。端的に言えば、奴隷ですよ。(略)・・
この奴隷というものを、武士道だなんて、日本人はやけに持ち上げるんですよね。
・・(略)その点、ヨーロッパは違いますね。武士はすべて傭兵だった。
戦争は国王が傭兵を使ってするわけです。武士は『七人の侍』みたいなもので、
雇われの用心棒だった。「日本は典型的な武士の社会。
鎌倉幕府が成立して以後、ずっと軍事国家だと私は思っています」≫
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03月31日(日)
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