ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6477,閑話小題 〜つれづれに ーベッドポテト族の話

* 過去録300本からのフィッシング!
 過去録のブルーレイ300本の中から、最も面白そうなのをフィッシングを
してみるが、非常に面白いのが次々と出てくる。これじゃあ、モノが売れない
筈である。創作されたコトの方が、モノより遥かに価値を持ち始めた事例?
これで4k・8k放送が開始し面白さが倍増されると、モノの価値創造が追いつか
なくなるのは至極当然。問題は、そのフィッシング方法。時どき、棚卸として
頭だけ数分を次々とみて、次回、見るのを決めておく。意外なのは、二度見が
抵抗なく楽しめることが多いこと。「あ〜面白かった」と満足したのは、直に
消去してしまうのが、コツ。何ごとも一期一会。

   * 実家消滅の現実
 近くの親戚の一回り(12歳上)上の従兄が数年前に亡くなり、残された奥様
から、県外の娘の近くの養老院に転居した旨の案内状が届いた。長男が新潟に
住み、家を継ぐでなし、消滅した?ことになる。この御時世で実家など継ぐ必要
が何処にあろうか? 二年前に、既に行き来のなかった「本家」の消滅を寺から
兄が聞いたのをまた聞きをした。そして駅周辺で商売をしていた二軒の親戚の主
が死去、そして廃業。『そして誰も居なくなった!』が、現実味をおびてきた。
「実家消滅」は、「墓守の消失に繋がる。 国内の少子化傾向が、ますます顕著
になって、これは国の衰退に繋がっていく。 家と国家のダウンサイズの何処が
悪いか? 家は国家のベースを担っている。少子化は家庭のダウンサイズである。 
…なら、国家も然り。これが現実である。そういえば、TVで山奥に捨てられた
墓の墓場のレポートをしていた。生きた痕跡がこもった墓石が… 所詮、生きた
証も永遠の彼方に消えていく。「生きた証」も、考えてみたら妄想、思い込み、
気休めでしかない。 そのことに気づくのは、断崖の果てに垂直に立った時。
実家が如何? 墓が如何? 人生が如何? 充実していた? 面白い?
どれも、気の迷い。だから、その刹那が面白いのである。残る桜も散る桜でしか
ないから、花見が良いのである。それで良いじゃないですか。そういうこと! 
 それでも、面白かった! 死んで花見ができようぞ。
地元の長岡郊外の悠久山公園がある。そこに1キロほどの石畳みの参道の左右に、
江戸時代に寄付された石灯篭に寄贈者の名前が刻印されている。200年、300年前
に、この桜並木で花見を楽しんだ痕跡である。その一角に母親の短歌を記した
石碑がある。これも中越地震で崩壊したが、何時の間にか元に戻っていた。
所詮は、これも永遠の彼方に消え去る。 モノは、ゆったりしたコトの仮の姿。
 … で、以下に続く。
――
6112,閑話小題 〜サバンナの夕陽は
2017年12月07日(木)
   * ケニアで見た、サバンナの色とは
 4回、ケニア・タンザニアのサファリに行ったが、そこでみたサバンナの
夕景が絶品であった。淡色のオレンジ色が、じょじょに深紅色に変化、最後は
濃オレンジ色へ変化していく日没オレンジ色の変化の様は、いま、まさに死に
行く人の意識を、サバンナの夕景を通して見せられるようだ。
 その中で恐ろしい光景があった。10m位の小さな丘に、片方の前足がおれた
ヌーが一匹、いま暮れようとするドス黒い夕闇の中で、恐怖のどん底で怯えて
いる姿があった。ハイエナかライオンに、数時間もしないうちに襲われるのは
明らか。そのヌーの夕景のシルエットそのままが、直視できない「死」の実相
の可視化のようであった。
 サファリを終えての帰路、夕景の草原の小さな一本道をジープで飛ばす快感
は格別。アリ塚の上でチーターが獲物を探し周囲を見ている。また、マサイ族
の男二人が槍を持って歩いている。これが現実世界?と、吾が目を疑うような
光景が次々と現れてくる。
――  
   * 世界でもっとも夕陽が美しいパルミラ遺跡
 パルミラから遠望できるアラブ城のある小高いベル神殿の城跡から見た夕景
が絶品。世界で最も美しい廃墟の一つと言われる遺跡は、シリアにある世界遺産

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12月07日(金)
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