ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6402,ロバート・グリーンの「マスタリー」 〜1
             <『マスタリー』 ロバート・グリーン著>
    * 天才の育て方
 イチロウ、大谷選手、将棋の藤井聡太などにはマスタリーという親が存在して
いて、幼児の頃から、この本のような基礎教育を施してきたはず。その意味で
教育ママ・パパの手引書でもある。彼らほどの天才は無理としても、親として、
子供に対して、あるいは自己マスタリーが可能というのが、言わんとするところ。
としても、非常に難しい問題を含む。 中学の担任の悩み、<両親とも教師で、
定年を向かえても、共に90歳過ぎで矍鑠。両親に同じ道を歩くように誘導され… 
『これでは自分の人生が無かった!』>という深い苦悩を聞かされた。初老性
欝病の典型だが…  天才音楽家とうたわれているモーツアルト。
<オーストリアのザルツブルクに生まれる。父は宮廷音楽家のレオポルト・
モーツァルト。幼いころから才覚を現し神童と称され、4歳でグラビィーア
(ピアノの前身)を習い始めると、5歳の頃には小品を作曲するようになり、
父レオポルトも自分の教育だけでは不足と感じてか、ヨーロッパ各地に演奏旅行
に連れていきました。 実に人生の3分の1の期間におよんだ旅の中で、次々と
新しい作風を取り入れていき、交響曲、協奏曲、室内楽、ピアノ曲、オペラなど
あらゆる分野に傑作を残した。> 彼も父親の天才教育のベースがあった。
それらを分析し、教育プログラムにしてプロセスを踏めば、天才に…
   
  ーAmazonの内容より
人生でなすべきことを見つけ、経験を積み、仕事と生き方に熟達した“究極の境地
(マスタリー)”に到達する ―ひと握りの天才にしか達成できないと思われがちな
そのような成功には、じつは誰にでも実践可能な方法がある。 平凡な私たちが、
自分の人生をより良く生きるために、“熟達・精通の状態”を少しでも長く維持し、
自在にコントロールして、“人生の主人公になる”ための方法が示される。

   ートップカスタマーレビュー
● 黒子: 5つ星のうち5.0
 学生時代に何か特別な職業に就きたかったが、その方法が分からなかったと
言う人も多いと思う。オートバイのレーサー、戦闘機のパイロット、船舶の設計、
テレビのレポーターなど、心引かれる物があったが、その道筋が学校と家庭生活
では全く手掛かりが掴めず、自動的に進学し就職したケースが大勢であったので
はないかと思う。本書は、あこがれの職業・専門知識で才能を開花させたい人に、
その可能性を広る基本的な手順や考え方を説明している。天職発見の可能性を示し、
また興味の対象に対する能力の伸ばし方を、アインシュタインやキーツなど先人
の実例を挙げながら語っている。また、能力の開発は本人の努力だけでは効率的
ではなく、取り巻く環境やメンターの係わり方とかも説明している。高校時代に
読みたかった本である。憧れを現実にできる可能性を高めてくれる本。

――
▼ 分類される直前の小・中学の最終年のメンバーをみると、両親、特に母親の
 存在が 見え隠れする。成績下位組を新めてみると、継母だったり、戦災孤児の
養子や、○○の養女だったり、水商売の子供だったり。家庭環境の決して良くない
人は、成績も悪く、その後の人生も恵まれてなかった。逆に成績上位の人は、性格
が穏やかで、真面目で、独りの世界を持っており、それは家庭環境から生じていた。
さすがに天才は存在してなかったが、それでも一応は、秀才?コースの人生。
  何が幸せかは別として、それぞれの親が子供に対し 
<人生でなすべきことを見つけさせ、それぞれの経験を積み、仕事と生き方に熟達
した“究極の境地(マスタリー)”に到達するよう指導していた> 存在があった。
人生の質は、両親の質で既に決まっていた。 それも、所詮は砂利と同じ。
それぞれの条件、環境下で楽しめば同じこと。朝起きて「さて何を愉しもうか?」と
呟き、就寝時に「ああ良かった、楽しかった!」と安らかに思えれば、それで充分。
 そう言わしめるのは、晩年なればこそ、言えることですか! ということは、

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09月23日(日)
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