ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6342,閑話小題 〜疑似家族
   * 前回、書いた疑似家族
 先週分の録画『家についていってイイですか』の内実に驚いた。
何気なく声をかけた老人のアパートの一室に入ると、そこには思いもよらぬ
ドラマのような世界があった。 再び概要を書くと… 
<・78歳の老人のアパートの一室に血縁のない4人が住む。老人はバツ2。
・娘は最近、養女縁組をしたばかりの精神病経験を持つバツ2の女と、
 その男友達(29歳)。
・それと養女の友達という精薄(3〜4歳の精神状態)の20歳位の娘。 
その若い娘と、老人と、男友達との男女関係がないという。生活は、年金と、
生活保護が収入源。これも疑似家族? 男友達が時々、暴れるが、その痕跡が
壁にあったが、それでも比較的平穏に暮らしているという。寂しい独居老人が、
行くあてのない三人を親代わりに面倒をみている姿が、『万引き家族』の家主
の老女と同じ。>

▼ 小さな二間のアパート一室。何かしら哲学的、文学的な設定である。
 そこに80歳に近い老人の優しい心持が何とも良い。足の踏み場がない狭い空間
の中で、身寄りのない赤の他人が寄添う。まずは、この養女の心根。夫換わりの
男友達と、3〜4歳レベルの精神薄弱の年頃の娘を母性本能で抱え込む姿が動物的な
愛の姿が露出する。 そろそろ?熟れ時の若い女。 問題は男友達の間隔。
かなり危険な状況。80歳近い老人も、病気で倒れるか分からない年齢。
何時なんどき崩れるかもしれない愛の積み木のよう。今どきに、これほど時代
掛かった環境が、現にそこにある。一歩、家庭内に入ると、何れの世界にもある
タイトロープの世界。気付く気づかないかだけ。 老いも病とすると、ここには
病人だけ存在する。露出された愛と無知と、人の営みが現にある。独居老人より、
遥かに良い生活環境? にある。 学生時代の25室の「青雲寮」。戸板一枚しか
ない部屋(施錠可能)に、毎日、入れ代わり立ち代わり誰かが入ってきて、日々
の経験と、悩みを話す。寮全体が、疑似家族のような、自分の潜在意識のような
働きがあった。その経験があればこそ、この疑似家族の温かさが伝わってくる。

――――
2016/04/30
若者よ、外に出よ! ーB                 
   * 学生時代は、人生の砂場遊び〜  
 人生も古希を過ぎて一年、人生をある程度達観視出来るようになってきた。
両親、家族、そして時代背景からして、非常に恵まれていた。特に、20、
30歳代が高度成長期の真只中、時代の波間を順調に泳ぐことが出来ていた。
 50歳代後半から65歳までは、9・11テロ、中越地震、刈羽沖地震、
リーマンショックの直撃を受け、止めが3・11東北大地震となり、事業閉鎖に
至ったが、何とか、最悪の事態はさけることが出来た。で、「人生のどの辺り
が一番良かったか?」と問われると、「20〜45歳までは、どこもかしこも、
良かった」としか言いようがない。それでも、敢えて言えば学生時代、それも
3年、4年の2年間である。学生時代は、社会的ステータスなどを一切問わず、
様々な人との出会いが出来た。そこで、一番に恵まれていたのが暇である。
≪ ー暇な大学生活のすすめー   『人生の教科書』 なかにし礼著
 4年制大学への進学を強くすすめたい。・・ 出てすぐ、さあ給料だ、
保険だ、家賃だ、働け、といった生活になることを4年間遅らせられるという
ことは、素晴らしいことだ。大学での4年間、この期間は純粋に友達と付き合い、
笑い、遊び、そして家に帰ったら本を読み、という、当然学生がそうあるべき
生活を送ることがとにかく大事だと思う。特に、本を読むこと。それが学生の
本分なのだから。試験問題に取り組み、解答を見て悩んだりする。その行為自体
は生活とは全然関係がない。しかしそういう生活と無縁なことをすることに
よって、実生活には必要ではないけれど、人間にとって大事な何かが養われて、
培われていく。そして大学生活が終わると突然「生きるために必要なのは」
という生活になるわけだが、そうなったときに忘れなくても済む何かを、

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07月25日(水)
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