ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6330,閑話小題 〜緩慢たる自殺
* 理想的自殺の方法
先週の同期会のテーブルで、手術から5年経過した肝臓癌の男が、毎日五合の
酒を飲んでいるという自虐的告白から、これは緩慢なる自殺ではないか?の話に
なった。そして死期の確定時の自殺の良し悪しから、自殺方法へと、話は移って
いった。自殺方法など、普通は話題にしないためか誰もが聞き耳を聳てていた。
こういう話なら、駅前ホテルをしていたこともあり、事例ネタは充分にある。
問題は、深刻なネタを笑ネタにすること。 30年で、平均3年に一度位だろうか。
当事者として、自殺事情と方法の報告義務があるようで、マネジャーからだが、
詳細を聞いてきた内容といえば〜
<・印象に残ったのは、開業5年目の最初の自殺。家庭内トラブルで家出をした
30歳位の女性。ユニットの湯槽で、大量のウィスキーと睡眠薬を飲んで、酩酊し。
そのまま水死した自殺。知らせを聞いて駆け付けた迷惑そうな義父と旦那の態度に、
警察の担当が、驚き、飽きれ、怒っていた!という。女性は、湯槽の下にシーツを
置いてお湯を入れて、自分の遺体を持ち出しやすくしていた気づかいがあったと…。
この部屋の取扱いを自ら判断しなくてはと考え、一週間、誰も泊めず、その間に、
近くの神主からお祓いをしてもらい、私が泊まることにした… 別に変な現象は
無かった。 しかし、20年程したある日のこと、その部屋に泊まったところ、
夜半にユニットから『ウェーン』という人の泣声のような音が聞こえてきた。
恐る恐るドアを開けると、電気を付けっぱなしだった換気音が、泣声に…。
としても、普段とは違う泣き声な…。 翌日、事務所に行って暫くすると、
マネジャーが、青い顔をして、『社長の泊まった部屋の真ん前の部屋で、自殺が
ありました』との報告。その泣き声?が、あまりに生々しかったことも含め、
震えあがっていた。間違いなく、人知に及ばない世界が、この世にはある。>
<・次は、哀しい話。服を掛けるフックで首吊りを自殺をした男性。警察が、
身元を調べると、アパートに同居していた連れの女性が最近、亡くなっていた。
しかし、二人の身元とも虚偽で、身元不明者。何があったか知らないが、得体の
知らない闇が有りそうだが、手がかりは全くないと。それも、出会ったばかり?>
一つ間違うと誰の足元に転がっている、在り来りの事情故に生々しい哀しさを誘う。
多くの人に囲まれて死んでも、死ぬときは独りである。やはり生きているうち!
――――
2001/12/21
[157] 自殺
ホテルオープン後5年で初めて自殺が出た。
やはりくるべき時がきたかというのが実感であった。
まだありありと憶えている、警察が呆れていたいたことを。
「確認に来たあまりに冷たい旦那と舅の態度を。」
‘表象’を見ただけだからその2人のことを責める事ができないが。
まずは神主を呼んで御祓い、その後1週間客を泊めず閉鎖。
その後私が泊まる。さすがかなり酒を飲んで、酩酊状態で泊まった。
そのバスで(亡くなっていたバスに入ったが、怒りでそのドアを殴りつけた。
その跡は今でも残っている。今でも新潟で泊まる時は7割がたその部屋である。
ヤクザとか危ない客(私もそうか)が来るとその部屋に泊めるという。
その4年後再び他の部屋で自殺、その後、2〜3年に1人の自殺者が出ている。
朝7時前に自宅に電話があると、ああまた!ヤクザの脅しか、自殺かと!
最近ヤクザのそれはほとんどなくなったが。「ヤクザは自動的にに3秒で
‘暴力団担当’と‘機捜’と‘駅前交番’に電話する事がマニュアル化して
あり、これは彼らは情報で解っているから絶対にこない。」
間抜けな流しが時に来るが、すぐ赤い顔をして出て行く。
最近では、「最期の部屋に泊まって戴いて有難う」と思うようにしている。
自殺方法と、その事情を詳しく知るにつけ、人生の深遠さに身も竦むことに…。
見事な死にかたにバスタブにシーツを敷きその後、お湯を一杯溜め睡眠薬と
ウイスキーを飲んで溺死。もし死にたくなったら一番よい方法ではないか。
――――
2001/12/19
[138] 夢についてー8
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07月13日(金)
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