ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[393220hit]
■4854,「事業人生を決心して45年」の語り直し ー24
* 転進の決断と、次への構想
そこで、新潟駅前の更地と、現在のアクロスプラザ近くの角地の更地を有効に生かすことが急務と
考えた。その角地は兄名義、新潟駅前は私名義。背に腹は変えられないと、考えに考えた結論が、
兄名義の更地を売却し、新潟駅前に、ビジネスホテルにした遊休資産の活用である。
その一角に当時の稼ぎ頭の学生服を入れる構想。結論からいうと、鉛筆ビルの衣料量販店の
建替えは、時代の要請ではなかったことに逸早く気づいていた。
但し転用可能のビルでもある。兄は、当初に打ち上げたファッション衣料チェーン化に集中すべきと
主張!私と意見が分かれた。「もし、やりたいなら、出ていってやれ!」と。そこで思い出したのが、
ここに戻った時点で、「実兄との問題もあり、5年間が目安!」と公言していたこと。
「今が身の引き時!30歳代前半からみて、ここで決断をしないと、姉夫婦と同じトラブルを、
実兄とすることになる。同じエネルギーなら、新規事業に集中する方が遥かに有利」と、直感が
働いていた。あのままでは、間違いなく相打ちになった。
2〜3ヶ月に一度の名古屋、岐阜、大阪、岡山などの仕入れで、各地のビジネスホテルに
泊まっていた。その仕入れ後に、同行した同僚との現地の料理屋での一杯が楽しみになっていたが、
食事代は限られている。そこで、安いホテルを探し、その差額を加えるしかない。その出張が、
宿泊客のニーズを知る立場になっていた。 産地の岐阜駅周辺にも、客室主体のビジネスホテルが
あって、そこを定宿にしていた。立地は二等地だが、ユニットバスのある格安ホテルである。
さらに現在は無くなったが、倉敷に大学校庭をイメージした、レンガをモチーフにしたスケェア
ガーデンホテルがあった。そのイメージをレンガ外装に、客室主体にしたホテルと、学生服ショップを
併設させれば、間違いなく大当たりをする!と。で、何度か実兄と衝突をするうち、半年後を期限にと、
思い切った次の創業の決断をする。 あの兄に本当に、本店が? その後、20期、全て赤字で消滅。
他人事ではない! 激変の時代、利益を出すのは本当に大変である。 これを書き出していて
見えてくることは、私も、実力相当の結果に終わったこと。
それと、引き時のタイミングの見極めの難しさ、である。
・・・・・・
4487, 怒らないって本当は恐い! ー3
2013年06月29日(土)
* 怒るとは哲学することである 『怒りの作法』小川仁志 著
考えるきっかけのひとつに「感動すること」がある。ところが、ここで「怒るとは哲学をすること」と、いう。
突然、死に直面すると、「まだ遣り残したことが多い自分が何ゆえ死ななければならないのか?」という怒りが沸くという。
そして当然、「死とは何?」に行きつく。 怒りは対象を根こそぎ否定し、一歩踏み込むことになる。 ーその辺りからー
≪ 哲学の端緒としての疑う行為とは、「何かおかしい」という、現実に対する怒りなしには生じえないのです。
その意味で、哲学はその出自においてすでに怒りと密接に絡みあった営みであるということができます。
哲学の父とされるソクラテスよりも、さらに前の時代の哲学者たちは皆、自然現象のメカニズムに疑いを投げかけ、
これは決して神の仕業などではなく、世の中を構成するもっと理屈の通った原因によるものにほかならないと考えた。
現代社会とは異なり、容赦ない自然の猛威に為すすべもない時代、彼らはさ苛立ったことでしょう。
自然は何からできているのか、世界は何でできているのか、いったいこの世の本質とは何なのかと。
その精神を受け継ぎ、哲学は西洋社会で鍛え上げられてきたのです。世の中を説明するための原理として耐えうるように。
そしてデカルトを生み、カントを生み、へーゲルを生み、二ーチェを生み、今なお多くの哲学者たちが西洋社会で怒りを
露わにしています。それは現実に迎合したり、諦めを隠ぺいするために「真理」を妄信したりするような行為とは正反対の、
[5]続きを読む
06月29日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る