ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[393427hit]
■4710,閑話小題 ー遺体の生ゴミ化
* 献体という死体処理 ー日経新聞2011 〜「上手な逝き方」嵐山光三郎ーより
現在、遺体の生ゴミ化が問題になっている。20年以上前だが、姉の一人が、「私が死んだら、自分の遺体を大学病院に
献体する手続きをとった。葬式は無しだから悪しからず」と宣言。何か呆気にとられた思いだった。75歳で健在だが、
その後、撤回したかどうかは分からない。当時、思い切った決断だったのだろうが、時代は、大きく変わったようだ。
先日、借りてきた随想集に最近の献体事情があった。
《 いま、大学病院への献体が増えて、病院が困っているという。献体は医学生が解剖実習に利用するものだが、
解剖したあと、遺族に連絡すると「お骨はいりません」といって引きとりにこない。献体という名の遺体処理である。
斎場でも「遺骨はいりません」という遺族が増え、火葬場が合同の収納施設へ入れる。遺体は生ゴミ化した。
墓場も火葬場も足りない。東京では夢の島へ散骨する計画が申し込まれている。海への散骨、樹木葬は骨をパウダーにする。
骨壷に骨をいっぱいつめるのは時代おくれだ。高齢化社会で死亡者が増えると火葬場の能力を超えた遺体数となり、遺体を
保存する冷凍庫も足りない。さあ、どうするか。この半年間で五回の葬儀へ行ったが、火葬場でお経もあげずにすます直葬が
二回あった。火葬のみの遺体処理である。ただ、棺の中には花が埋められ、遺体の顔には美しい化粧がほどこされている。
大村さん(関西学院大学教授、僧侶)は、いまの死に化粧はアメリカ流儀のエンバーミングで、ベトナム戦争で死んだ兵士を
ドライアイスに詰めて本圃へ帰すころから流行した。死人を生きている人のように化粧するエンバーマーという職業かある。
真宗では死体を化粧をせずに、頭を剃り、遺体から色も欲もみな抜け出して、この世の未練をすべて捨てて浄土へ行かせる。
生きているような化粧をしたら、この世への執着が残る。 大村さんにそういわれると、たしかにそうで、「はよ向うへ
行きなさい」と成仏させるために、エンバーミングなんてしない。・・・》
▼ ネットで遺体についての日本人感を調べると、以下のような考え方に出会った。
【精神と肉体の混同、未分離の日本人の死生観が最も露骨に出る。冬山で遭難死しても、キリスト教なら「霊は去っている。
遺体自体はそっとその場に眠らせておけばいい」・・というのが日本人には「罰当たり」になるのだ。 精神、霊と肉体、
遺体との混同、未分離の考えが習俗の建前となるとき、極度の遺体自体の重視となる。】
葬式は、遺体を火葬にする前の家族による当人を見送る儀式。一神教の場合、天国の神のみもとへ召されるが、無神教に
近い日本人は、それぞれの心の中で生きるという思いがある。そのため、焼かれる直前まで、生ゴミと分かっていても
美しい姿であることが、必要になる。結局、残るのは写真と言葉と三代残る?資産だけ。
・・・・・・
4343,閑話小題 ーテレビの現状と未来
2013年02月05日(火)
先週金曜日のNHK・60周年記念「テレビの未来」について千人アンケートをしながらパネラーが討論する番組が面白かった。
NHK以外の各局のディレクターも参加していたが、内容は冒頭からシビア。「現在のテレビはツマラナイ、面白くない」と、
街頭インタビューが辛口のものばかり。その上にTVを持たない人や、不満の多さに各局のディレクターは言葉を失っていた。
無くて困るものの第一がパソコンで47%、携帯が24%で、テレビが22%には驚いた。これではテレビがパソコンに凌駕
された結果になる。 私の場合、「未来型のTV」を買い替えて二年半になるが、見るのは殆どが録画したものか、再放送のもの。
「テレビが面白くなくなった」「無くても困らない」という街頭での意見が多いが、私は逆で、「スマートテレビ」に買換えて、
バカみたいだが、俄然に面白くなった。 地デジの全番組を30時間分を自動的に録画してしまう。ゴールデンタイム19時から
24時までを設定すると、6日間分の全チャンネルが自動的に録画される。それを週間のテレビ欄をみて、面白そうな順に見る。
[5]続きを読む
02月05日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る