ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4589, 2050年の世界 ー17
「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」〜英『エコノミスト』編集部 (著)
第八章 弱者が強者となる戦争の未来 ーのまとめ
・第二次世界大戦後、戦争による死者の数は劇的に減っている。
それは、冷戦期、米ソの対立によって、戦争が逆に管理されていたからである。
・その一方で不確実性は高まった。米英も地上兵力を科学技術力によって劇減できると考えたが、
9・11を皮切りとする非対称的な戦争では、それは誤っていたことがわかった。
・技術の拡散によって、不良国家やテロ組織がアメリカに非対称的な戦争をしかけられるだけの力を持ってきている。
インターネットを基盤とする既成の通信手段と暗号化ソフト、安価な精密誘導ミサイルと迫撃砲、人間が持ち運びできる
新型の防空兵器、対衛星システム、対艦ミサイル、核弾頭を搭載できる高精度長距離弾道ミサイルなどの技術である。
・一方、地域間の紛争の危険も高まり、その紛争の原因は宗教を起点として、水やエネルギーなどの資源を実利として行なわれる。
・そうした地域間の紛争で、核兵器の使用の懸念がある。米ソ冷戦期においては、距離的な緩衝材があったために、核戦争は
管理され実際には起こらなかったが、国境を接する国々ではそうした抑止の力がない。
・イランは確実に核保有国家になるだろう。米国と同盟関係にあるはずのアラブ諸国は、米国を信じておらず、米の核抑止力に
頼らず、独自に核を持とうとするだろう。サウジアラビアとエジプト、そしてイラク、シリアなどが核を保有しようとする
・現在英米の戦略は、空母打撃群を中心に、短距離飛行の戦闘機を中心に組み立てられているが、そうした戦略に危惧をいだく
専門家もいる。彼らは、B-52のような長距離爆撃機こそ必要だと考えている。
・無人飛行機などの戦争のロボット化は引き続き進む。
・先進国は、高齢化による財政悪化で、かつてほどは防衛費に国家予算を回せなくなる。
▼ そうこう考えると、40年の間、核戦争が起きない方が不思議で、必ず起こるはず。20世紀前半では、1億以上の人が
犠牲になったが、再び億単位の人たちの犠牲も有りうる。今のところ国家間の核攻撃の問題だが、他の科学兵器を含めた
個人の意思による攻撃も充分あり得る。 狂った猿の兵器が、ますます強大になった結果、人類そのものの存在さえ
危うくなる。細菌テロなどの科学兵器が、一国を滅亡させる可能性さえある。追い詰められた弱者の暴動を押さえ込む
シリアの科学兵器攻撃でオバマが激怒したのではなく、それ自体が国家による反乱への弾圧の手段として使用したことに
対する歴史的行為であるからだ。その意味で、中国と、ロシアも、米国の攻撃を阻止した行為は、歴史に残る愚行として
間違いなく残る。そう、細菌などの化学兵器がテロで日常的に使用される時代が、近い将来の姿である。
・・・・・・
4214, 開国という強迫観念 ー1
2012年10月09日(火)
ある雑誌にー反・幸福論『開国という強迫』ー京大教授・佐伯啓思 のレポートがあった。
TPPの反対論だろうと読んでみたが、なかなか面白い。 私自身、地域社会に埋没しないことと、両親などの刷り込みによる
思い込みなどからの脱却が人生のテーマにしてきた。自分を開き違った世界を受け入れ、同化することが人間の成長と信じ、生きてきた。
しかし、反面、知らない世界に常に怯え、同化を拒否していた。これは人間として当然でもある。 ここで著者は、
「開国は、突き詰めればアメリカに対する不利な条件をつけられた開城ではないか?」と、問題提起をしている。
その辺の論拠を何回かに分け取り上げてみる。 ーまずは、その抜粋からー
≪ 丸山真男は、戦国から安土時代へかけてが「第一の開国」、明治維新が「第二の開国」、そして終戦後が「第三の開国」といいました。
また松本健一は、明治維新が「第一の開国」、終戦後が「第二の開国」、そして1990年代のグローバリズムを「第三の開国」と呼んでいる。
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10月09日(水)
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