ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4580, 2050年の世界 ー10
「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」〜英『エコノミスト』編集部 (著)
第十五章 バブルと景気循環のサイクル ーのまとめ
・バブルの発生期には、かならず、それを引っ張る新興産業がある。十九世紀は運河と鉄道。1990年代はインターネット企業。
バブルは、新産業への投資として必要だとする考えもある。
・ただし、歴史を振り返ると、結局はバブルによって新産業に投資した投資家よりも、消費者が得をする。
その分野がすぐに過当競争になり、価格が引き下げられるからだ。
・2008年のリーンショック以来の最新のバブル崩壊によって、各国は債務超過に苦しむようになっている。
これは緊縮財政を呼んだが、しかし、それに耐えきれない国民が政治的な反乱をおこし、不安定化が促進される可能性がある。
・しかし、この景気後退においても、物の価格は上昇に転じている。これは、中国、インドという二大新興国がグローバル経済に
組みこまれ、成長の過程で、エネルギなどの需要をより欲しているためとする見方がある。
だとすると、現在は、長期の好景気の、とば口だと考えられる。
・日本型の鈍化した市場が、欧米などで長期間続く可能性がある。
・過去の実績のある株価を実績順に買っていくという成長株派のモメンタム理論。本来は過去の株価の推移は将来の価格決定
にはまったく関係がないはずだが、それがおおむねうまくいくことの理由は、そうした投資家が増えることによる
割安株派のバンドワゴン効果がある。
・しかし、このモメンタム理論は、バブルの崩壊など、経済に断層が生じると、巨額の損失を被ることがある。
・株式市場の投資家には企業に成長要因を見つけて投資する「成長株」派と、過小評価されている株を買う「割安株」派の
ふたつがある。成長株派は、1990年代後半のITバブルのように、強気市場の最も勢いのある段階に関わることが多く、
割安株派は、経済が景気後退を抜け出すときに実力を発簿することが多い
▼ 40年先のバブルと景気循環のサイクルを論じること自体が、土台無理。20世紀前半の第一次大戦、世界恐慌、第二次大戦、
の一連の変動期と、現在を重ね合わせると、1933年辺りになる。とすると、第二次世界大戦が始まることになる。
時代はバブルと崩壊、そして精算のための戦争が、大小生じて流れていく。20世紀前半は、欧米の中で、欧州から米国への
エネルギーの移動であったが、今度は、アメリカから中国、インドなどアジアへの移動になる。
・・・・・・
2012年09月30日(日)
4205, 異郷日記 ー日本人の人生は、ツアーに似ている
* 日本人の人生は、ツアーに似ている 「異郷日記」西江雅之著
数年前に、この人の書いた旅行記を何冊か読んだことがあった。早大の教授で、世界の言語の研究のため、アフリカなど
世界の僻地で直接、原住民と触れ合う機会が多く、その体験談は非常に奥行が深い。この本は4年前に出版されたものだが、
既に早大を退職し、気ままに国内外を講演などでまわっているという。その著者の体験談の一言一言はツアーでしか、
秘境に行く機会のない者にとって、参考になることばかり。 まず、「観光、旅、旅行、ツアー」の言葉の定義から・・
≪"観光" "旅" "旅行""ツアー"などの類の語には、幾つかの側面で"異郷〃との重なり合いが見出される。
目的地の異文化度が高ければ、当然、その重なり合いは大きくなる。
◎‘観光’とは、現代の用法では、「わずかばかりの異郷感を、一時的に味わうために金を支払う行為」と言えそうだ。
一般的には、その行為は多かれ少なかれ、地理上の身体移動が伴う。観光は、貨幣経済の中に身を置き、余暇という時間を持つ
社会に属す人々にのみ許された行為である。目的地で一時的な異郷感を味わわせてくれる事物は、土地の人々から見て、必ずしも
本物である必要はない。それどころか、もし訪問地で見るものが全くの本物であったならば、訪れる人々にとっては受け入れ難い
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09月30日(月)
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