ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4549, 六韜三略
学生時代に、守屋 洋著『六韜三略』と海音寺潮五郎著『孫子』を読んだ時の面白さと驚きは今でも憶えている。
純朴で、欲と欲の争いに立たされる前の学生時代に読んでいたため、社会に出てからの丁度良い手引き書になっていた。
この思想を通して人間をみると、その心底が透き通って見えるようで、世俗が幼稚に思えてくる。 ー当時の感想はー
《人間は欲で動いているが、それを隠して綺麗ごとを並びたてる社会的動物。それを前提に一切を無にして諸現象を一度、
疑ってみること。そして冷静に本質を捉えること。利害対立の場に立った場合は、よりシリアスに徹すべし》ということ。
そう割り切ると、誠意の外面の奧に隠された心底が手に取るように見て取れた。 これに学生時代のゼミの(現象の)
事例研究が叩き込まれていれば、アウトサイダーになるのは自然の流れ。人生に戦略的である必要性を、この書で実感。
人生への鳥瞰の視線でもある。 ーネットで、『六韜三略』を検索するとー
《「六韜」は文韜、武韜、竜韜、虎韜、豹韜、犬韜の六篇からなることによる。「韜」は弓袋( 秘訣)。「略」は機略の意味。
「三略」は、上略、中略、下略の三篇からなることによる。 二つとも「太公望の兵法」であるから、主張を統一して
判断すべしというスタンス。もう一 つは内容である。 『六韜』が兵法のうち戦略・謀略を担っているのに対し、
『三略』が 政治思想、軍事思想を担っている。『三略』はリーダーの書、『六韜』はマネージャー の書 ... 》
《 劉邦の軍師となって漢の国の柱石となる張良が、若い頃、行きずりの老人から「明朝5時、ここに来い」と命じられた。
言われたとおりその場所に行くと老人はもう来ていて、「年寄りを待たせおって。また明日だ」と言って去った。
翌朝、今度は3時に行ってみると、また老人は待っていて「まだまだだ」と同じように去る。張良は意地になって
「今度は絶対に待たせない」と徹夜して老人を待った。すると老人はニコニコと笑って六冊の書物を渡し、
「よく勉強して世のためになれ」と肩を叩いた。『六韜』は「虎」「竜」を始めとした六巻の兵法書で、「虎の巻」の語源。
『三略』は、前・中・後の三巻からなる兵法書で、『六韜三略』は中国はもちろん日本の戦国大名の兵法書としても親しまれた。》
《 中国の兵書、六韜と三略の2書。前者は太公望呂尚、後者は黄石公の撰述と伝え、併称して韜略の書という。
いずれも後世の偽書であるが、宋代、『武経七書』のうちに組み入れられ、中国古兵法の教科書として広く読まれてきた。
・六韜は周の文王・武王の問いに対し、呂尚が経世済民の術、富国強兵の策を説くもの 》
▼ これを参考に黙して対処したら、これほど難しい相手はいない・・ この書を通すと、面白いように物事が透けてくる。
心静かに、これを読み続ければ、その中の原理原則が己を導いてくれる・・ 学生時代に、この二書を読んでいたので、
いざこざの真只中で、対峙した人の言葉を一度、突き放し、疑い、静かに自問自答する余裕が出来ていた。
問題は、その都度「正中心一点無の心境で道理は何かを考える」しか解決は出来ない。
・・・・・・
4174, 閑話小題 ー電機メーカーの苦境
2012年08月30日(木)
* 電機メーカーの苦境
日本の電機各社が苦境に陥っていると、マスコミを騒ぎ出している。この原因が、あのエコポイント。電機メーカーにとって、
神風になり大きな利益を確保したが、その間に韓国などのメーカーが主力商品に力をつけ日本が太刀打ち出来なくなっていた。
数年前まで、薄型TVで勝ち組だったシャープが死に体で倒産の危機になり、同じく恩恵を受けたソニーとパナソニック、東芝、
日立の各社が数千億の赤字というから尋常ではない。世界に名立たる日本のブランドが、今や苦境に立っている。 耳を疑うが、
これが現実である。 現在、同じことが自動車で行われている。 どうしたというのだろうか。 中小企業救済法も今となれば、
良かったのか悪かったのか? しかし、産業の不振は日本に限ったことでない世界的な流れ。 スマートフォンとタブレットPC、
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08月30日(金)
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