ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4493, 怒らないって本当は恐い! ー8
人間を閉じ込める心の壁と構造について、何度も書いてきた。「〜をしてはいけません」という心の壁。
それについて何も考えずに、そのまま一生を終えてしまう。そして、心の奥で両親を憎むというのが、親子の関係にある。
それに反発し、両親の元から離れるのが親離れになるが、それが出来ないとミニミニワールドでつい果ててしまう。
そして、それを打ち消すために、その価値観を家族をはじめ、周辺に押し付けてしまう。それも無知の自覚無しときている。
小さいほど、満ち溢れたエネルギーは毒を強くする。それで、まずやられるのが自分自身。あの老人たちの暗い顔が証拠である。
ーその辺りからを抜粋してみるー
* フロイトの心の構図と怒り
≪ 怒りという感情を持たないようにするのではなく、いかに上手くコントロールするかだが、精神分析医のフロイトは、
歴史上初めて、人間の心の構図を明らかにした。彼は私たちの心は、実は三層構造になっているという。
まず人間の根底にはエス、あるいはラテン語でイドといわれる無意識の心的エネルギーがあるという。
これに対し、悪さをすると叱られる父親の存在に象徴されるような、ある種の規範意識が対立します。これを超自我という。
これは両親の道徳観が子どもの心の中に内在化されたもの。従って超自我の多くは「〜してはいけません」という禁止の
形をとります。これは行為だけでなく、不道徳の思いに対しても作用する。そうして両者は対立することになる。
その両者を調停するのが自我です。両者の対立をうまくコントロールしたり、阻止したりする機能を働かせることで、
自我は発達していく。それは思考をつかさどる意識の領域にほかならない。つまり、心というものは、学校での三者面談の
ような構造になっている。先生役の自我は、常に緊張状態に置かれていて、いつ爆発してもおかしくない。これを防ぐのが
防衛機制という機能です。人は自我を維持するのに危機を感じたとき、無意識のうちに、その危機を避けようとします。
たとえば不愉快の過去を忘れてしまうために、持ちたくない意識を外に締め出します。これは「抑圧」という防衛機制の一種です。
また、本当の欲求が満たされなかったから他のことを行ったのに、それを正当化するため丁度の良い理由を見出すことがある。
手の届かないブドウを、酸っぱいに違いないと決めてかかるキツネのように。 これを「合理化」という。さらに、自分の願望と
裏腹の態度や行動をとる「反動形成」も防衛機制の一つです。したがって怒りの感情をコントロールするというのは、
フロイトのいう自我が正常に機能して、防衛規制がきちんと働くことによってはじめて可能になる。それができないと
キレまくることになる。怒りをコントロールするためにも、自我の形成が大事になってくる。
自我は思考を鍛えるということにつながっていきます。欲望と規範の間で格闘する自我とは、計算であり、配慮であり、
決断にほかならない。・・・思考を鍛えて怒りを飼い慣らすことができれば、日常世界がもっと豊かになるはずです。 ≫
▼ サラリーマンが、いちいち怒っていたら、組織の中で生きていくことは困難になる。だから、まず、気持ちを
押しとどめるしかない。上記の「抑圧」も「合理化」も「反動形成」も、嫌が上にも身につけるしかない。
そして、それが性格形成の元になる。組織そのものが一つの人格として三者面談を形成してくる。それが組織人というもの。
それも給料の内と割り切るしかない。そこに埋没しないためには、ライフワークとしての趣味を持つしかない。
怒りは、その行き詰まった自分を考えるキッカケになる。「エス」「超自我」「自我」の心の構図の論は怒りを考える上で、
理解しやすい。「自我」にとって、怒りこそエスを正しい方向に導いてくれるということを。それも若いうちにである。
・・・・・・
4119, 閑話小題 ー平均寿命と医療費
2012年07月05日(木)
* 平均寿命と医療費
あるレポートに「世界一高い医療費を払っているアメリカで78・3歳、最低の北朝鮮でも67歳の平均寿命」とあった。
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07月05日(金)
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