ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4305, 野生の思考 ー2
* 野生と創造
一般的に、ありものの使いまわしで、急場をしのぐのは自然のなりわい。 ストローは分かりやすい事例として、
それをパッチワークに見たのである。 世界は生き残りをかけた弱肉強食の戦いの場に化してきたが、食べられないためには
理屈なしに、手持ちのありものを強さに集中し強者にならなければ食べられる。強くある事が修羅場の中で必要になる。
現在の日本は、まさに、その場に立たされており、ここに至って一億総白痴と自嘲していられない。 原始の人類は、
ありものの使いまわしで急場をしのぎ進化してきた。それが野生である。 創業も同じである。手持ちの経験と資金で、自分に
何が出来るのだろうかを考え、考え、考え抜いて自己能力の限界の設定をする。そして、この手持ちで立ち向かえるのは、これ!
と思い定めたら、次は不足している要素を一つずつプラスしていく。その時は、一種の気違い状態である。 自分の思い込みに、
手持ちの全てを集中する。 まずは、目先の急場を乗り越えていくしかない。 一つ間違えれば、舟板一枚下は地獄。
そこから火事場の馬鹿力、野生の力が出てくる。 目的を定め、手持ちの材料に、外の材料を加えていく過程で魂が入って
新たな命が生まれていく、それが創造である。 こんな大げさなことでなくても、身近な例がある。 急用か何かで夕飯の
買出しが出来なかった時に、冷蔵庫の残り物で夕飯を作るのと同じである。知恵は土壇場か、逆に緊迫状態の弛緩から湧き出る。
創造で一番必要なことは、上機嫌であること。創業者は、明るい人が多い。未来に対し楽観的に急場をしのいできたからだ。
その精神状態が、知恵を生みやすくする。中村天風のいう「積極一貫」である。 周到な準備の上に、前向きな明るが
新しいものを生み出すようだ。ありあわせで難局に立ち向かって、まずは急場をしのいでいく、そのうちに、それがノウハウ化
していく。これが進化につながっていく。取りいれるべきだったのは、ゆとり教育でなく、野生化を推し進める激しい競争を
推し進める教育だった。 現在の中国、韓国人は、日本人より遥かに野生的なのは、厳しい競争社会だからだ。
・・・・・・
3930, 真の危機とは何か
2011年12月29日(木)
「世界をうごかした21の演説」クリス・アボット著 より
* ソルジェニーツィンの意表を突いた欧米批判
現在の欧米が33年前のソルジェニーツィンの欧米批判のまま、ここまできて行き詰まりを見せている。
彼は、当時のソ連の体制批判だけでなく、亡命先のアメリカで、欧米の体制の欠陥を批判した。
ーまずは、その部分からー
【 敵の敵は必ずしも友人ではない。現実は、古い格言から想像される以上に複雑である。それを見ごとに示したのが、
一九七八年六月にロシア人の小説家、アレクサンドル・ソルジェニツィンのハーバード大学の卒業式で行った演説だ。
ソルジェニーツィンはそれまでの年月に、ソ連によって投獄され、非難され、ついには国外追放の身となっていたのだが、
ハーバード大では母国の共産主義の迫害者を批判するのではなく、西側世界の欠陥を厳しく戒めた。・・・・
西側は自分たちのシステムがほかのどれよりも優れているから、ほかの社会もいずれそのシステムを採用するはずだとまちがって
思いこんでいると論じた。 中国やインド・アジア・イスラム・アフリカに深く根差した複数の文化があるにもかかわらず、
この思い込みが続いてきた。「西洋社会がほかの世界の神髄を理解できない」ために生まれたまちがった考えだと
ソルジェニーツインは考えた。そして西側の社会そのものに多くの欠点と弱みがあると指摘して、「戦争による破壊を免れても、
私たちの生活を自己破壊から守るためには生活を変えざるを得ないと説いた。とりわけ強く批判したのは、西側世界が
近視眼的であること、政治的な勇気に欠けることムとくにベトナム戦争中)、物質的な幸福を追求するための無制限の競争を
奨励していること、自由な思考を制限し、そのとき流行している画一的な考え方(「人々の精神を覆う石のような鎧」)しか
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12月29日(土)
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