ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4290, 学ぶということ −4
「最終講義 生き延びるための六講」 内田樹著
* 自殺は平和の時代に上昇するというが・・
まず人生で学ばなければならないのは死である。自殺を欧米では昔から禁じている。これは、奴隷の自殺を阻止するために
つくられた価値観。奴隷の最後の自由は「苦しい生」からの逃避である。自殺は基本的に容認するか、しないかは哲学的にみても
非常に難しい問題である。平和の時代に自殺率が上昇するから脆弱病と切ってすてることはできない。
ー まずは、その辺から・・
≪ 自殺は過去100年間の統計で見ると、一番高い年がなんと1958年なんですよ。その年は{ゴールデンイヤー・オブ・ジャパン」
なんですけれど、その年が一番高いのです。 自殺率に関しては、世界中のすべての国に該当する法則があります。
それは、戦争しているときには下がるということです。 人間というのは、人を殺すことに忙しいときには自分は殺さない。
だから、戦争中はどの国も自殺率が激減するんです。戦争が始まると、自殺者と精神疾患者数が激減する。戦争中は精神科の
待合室にも閑古鳥が鳴いている。相当に悪い人でも戦争が始まると治るみたいです。日本の場合、自殺率は1958年に突出して高い。
それから下がって、次に1967年に上がる。その後、小さい上下の波が何度かあり、バブル崩壊直後にまた自殺率がドンと下がるんです。
そしてまた上がって現在に至る。なんか不思議な話ですが、自殺率が戦時には下がるということは、平和な時代になると人々は
自殺するようになる、ということなんですね。その理屈でいうと、1958年、撲たち1950年代生まれの子どもたちにとっての黄金時代で
古き良き時代に自殺がビークを打ったというのは、それが1931年から始まる長い戦争と、戦後の混乱も朝鮮戦争も一段落して、
「ほっとした」年だったからなんですね、ようやく生活も楽になり、だんだんゆかになっていく実感があり、そろそろ冷蔵庫も
テレビも買えそうだし、中にはクーラーや自家車を持っている時代でした。 ≫
▼ 戦時中には、自殺と精神疾患は激減するのは当然といえば当然のこと。養殖の魚の囲いに食肉魚を入れると、全体の魚の
活きが良くなるのと同じこと。生き死にの世界で自分から死ぬ人は少なくなる。 10数年前から自殺が急増したのは、抗ウツ剤
という名目のドラッグを投与するようになったため。それを境に1・5倍とは、異常である。抗ウツ剤を投与し、死にたい奴は
サッサと死ねと同じである。 時代が恵まれた時代に人は死にたくなるのは、北欧の自殺率も高いのと似ている現象。
人間は多かれ少なかれ、緩慢な自殺をしているといえる。 最近、高校の同級生が不況の煽り?で自殺をした。そこで感じたのは、
「彼は耐えられなかったのだ!誰も好き勝手に自殺をしない、死にたくなるほど苦しいから死んだ。自殺は人生の敗北でない。」と。
現状から逃避したい気持が、生からの逃避の自殺に繋がる。 それに耐えるには、逆に死を直視し、「正、中心、一点、無」の
正を「生」に置き換え、「生、中心、一点、無」に置き換え、呟くしか、ない。この言葉から、「生を凝視すると、私という存在は、
宇宙に浮かぶ一点」ということになる 彼の死をみて、「自殺を容認するしかない!」に気持ちが移りつつある。55歳が目安!
・・・・・
3915, 閑話小題
2011年12月14日(水)
* 夢の中で夢に気づく
数日前、夢の中で、「これが現実のはずはない、これは夢だ」と確信したと同時に、その場面がス〜ッと消えて白くなった。
これまで、これに近いことがあったが、夢の中で、リアルに夢と確信したことは殆どなかった! その翌日に、似たような夢を見た。
夢から醒めた直後に再び、その夢に戻って、その場面を見つめている夢である。夢から醒めた後に同じ場面に戻れるか試したのである。
そういえば最近、幾重にも重なった夢をみる。ほんらい人の心は複雑怪奇なもの。潜在意識は生物の進化過程の、それぞれの記憶が
織り込まれている。夢は、その潜在意識が現れ出て、それを見せてくれる。それも物語の形式で。
* 脳卒中
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12月14日(金)
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