ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4104, 予言の書「日本の自殺」 ー7
* 豊かさの代償
37年前はアメリカのアジア戦略上の重要な位置にある日本は、特別待遇を待遇を受けていた。その結果、豊かさを享受出来た反面、
その甘えの体質が日本人についてしまった。それが、豊かさの代償という現象でもある。以下の部分は、その辺りをついている。
【 日本を第二のローマ帝国としてしまいかねない日本社会内部の自壊作用のメカニズムを、まず豊かさの代償という角度から
順次解剖していくことにしたい。 豊かさの代償として、次の三点を理解する必要がある。
◎ 第一は、資源の枯渇と環境破壊という代償である。
豊かになればなるほど、一方で資源消費量が増大して資源不足や資源価格の高騰を招き、他方で生産、消費の過程での廃棄物が増大して
環境の質の悪化をもたらす。 豊かさの代償としての資源不足と環境悪化による欲求不満、イライラの増大が日本社会の内部に自壊作用の
メカニズムを発生させるひとつの原因となっていったのである。
◎ 第二は、使い捨て的な、大量生産、大量消費の生活様式が人間精神に与えるマイナスの諸影響という代償である。
使い捨ての生活様式は、単に資源の浪費、廃棄物の増大による環境破壊をもたらすのみならず、その生活の質の点で大きな
マイナスの副作用を内包する。 使い捨て的な生活は一時性、新奇性に高い価値を与えるが、人間とものとの関係がかりそめの
一時的な関係になり、絶えず新しいものを追い求める結果、その生活は心理的に極めて安定を欠いたものとなる。
欲望は絶えず刺激されて肥大化し、いつになっても充足感が得られない状態になってしまう。
◎第三は、便利さという代償である。
便利さの代償として、日本の青少年の体力や知力の低下が進行していった。自制心、克己心、忍耐力、持続力のない青少年が大量生産され、
さらには、強靱なる意志力、論理的思考能力、創造性、豊かなる感受性、責任感などを欠いた過保護に甘えた欠陥青少年が大量に発生した。
戦後日本の繁栄は、他方でひとびとの欲求不満とストレスを増大させ、日本人の精神状態を非常に不安定で無気力、無感動、無責任なものに
変質させてしまった。それはまた伝統文化を破壊することを通じて日本人のコア・パーソナリティを崩壊させ、倫理観を麻痺させ、日本人の
精神生活を解体してしまった。この生活様式の崩壊と日本人の内的世界の荒廃は、日本社会の自壊作用のメカニズムの基盤をなしていった。】
▼ 66年の人生の中で物質的貧困から豊かさになっていき、それが失われていくプロセスの登りと下りを国家と個人で、実体験してみた。
まだ下りは道半ばだが、あと10年で日本は貧困国家に間違いなる。30〜40年前の、あの豊かさは何だったのか。あの経験はしないより、
してみて良かった。笑うべき時に笑えばよい、いずれ泣くとき後悔が無くなる。腹の底から笑っておいて本当に良かった。 あとは自嘲か。
・・・・・・・
3738, 自分の居場所のみつけかた ー③
2011年06月20日(月)
【 * 勝ち負け社会のカラクリ P−100 「自分の居場所のみつけかた」 ー 斉藤学著
だいたい、社会の価値システムなどというものはその時代がつくる幻想に過ぎない。今は市場社会ですから金儲けが価値観の基底にある。
金を儲けようとする企業家は市民大衆を導いて「消費者大衆」へと変身させることを考える。その際に用いられるのは「不安」です。
ヒットラーのナチズムからオウム真理教まで、大衆動員の手段は不安の醸成ですが、消費者大衆の動員も不安を動力として行われます。
まず市民たちの中に「無能力」や「醜悪」への不安を流す。たとえば「英語を巧みに操ることの能力が現代社会にとっていかに必要かを宣伝する。
それによってその能力が乏しい人の不安をかきたてれば、英語の教材屋や英語学校が繁盛する。言葉なんてその必要が出てくればいくらでも
使いこなせるようになるものですから、英語能力に関する不安などは将来という幻想の一つに過ぎない。将来なんて、あるかないかわからない
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06月20日(水)
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