ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[394282hit]

■4048, 一時停止 ー6
                  「一時停止」 谷川俊太郎ー自選散文ー1955〜2010
  * 人間は大文字で書かれた矛盾
≪ 唐突なようだが・シモーヌ・ヴェイユのことばを孫引きさせてもらう。
(精神がつきあたるもろもろの矛盾、それらのみが実在するものであり、実在性の基準である。想像上のものには矛盾はない。
矛盾とは必然性の如何を試すものである)(存在の奥深くまで体験された矛盾、それは我々の身も心も引き裂く。それが十字架である) 
自己弁護のためにひくにしては、これらのことばがあまりに痛切であることは感じてもらえるだろう。私は十字架にまで到達できる
人間ではないけれども、せめて矛盾をかいま見る地点にまでは行きたいと思う。矛盾の一方に身を置けば、たしかにそこにも悲劇は
待っていよう。作家の自殺のいくつかはそうした場所で行われたのではないかと私は想像する。だが矛盾そのものを生きることは
――それは私には想像もつかない。 ヴエイユの言う矛盾は、いわば大文字で書かれた矛盾であり、人間そのものと言っていいと思うが、
そのことが、つまり究極には矛盾しかないのだということが、私に勇気を与える。私の出会うもろもろの小さな矛盾も、最終的な矛盾と
構造的に結ばれているに違いない。ひとつの矛盾を解決し得たと思うとき、それがすでにもうひとつの矛盾のはじまりになっている。
その無限地獄にこそあるいは書くことに第一原因がひそんでいるのかもしれない。――その辺でやめておけ。おまえにはそんなことまで
論ずる資格はありはしない。どうしてそんなに大仰でこわばった口しかきけないのだ。 おまえの内なる自然の荒廃はその口のききかた
からもあきらかだよ。見栄をはって、もっともらしい愚痴を人に聞かせる暇はもうないそ。 (一九七二年) ≫
▼【 ヴェイユの(精神がつきあたるもろもろの矛盾、それらのみが実在であり、実在性の基準である。想像上のものには矛盾はない。
  矛盾とは必然性の如何を試すものである)】が良い。人生を総括すると、矛盾の塊である。しかし、その矛盾こそ実在であると知れば、
  人生を、そのまま受け取ることが出来る。「矛盾は人間そのもの」とすれば、自分だけでなく他人を受け入れることも出来よう。
  激しく生きるほど矛盾は大きくり、その重圧に潰されながら生きていくことこそ人生の味わいを深くする。 人間は矛盾だらけか〜
 ・・・・・・
3682, 節目どきに ー10
2011年04月25日(月)
  * スポーツジムなど行ってみるまでは別世界だったが!
 スポーツジムに通いだして三週間になる。行くまでは別世界と思っていたが、今では生活に組まれた日常になってしまった。
ジムのシステムで、色々なプログラムがあって自分にあったものに参加出来る。 その一つに「イージーライン」がある。 
6つの機器を円座になって12人のメンバーが参加、輪の真ん中にインストラクターが音楽に合わせて全員を誘導していく。 
一つ置きにステップ台があって、大手を振って上がったり降りたりして息抜きをする。25分間が一コースだが、
これをベースにして、ランニングマシーンや、他の機器を使う。 最後は小さな暗い部屋に6台ある電動マッサージの一つで
30分ぐらい疲れをとる。 他にもプールや風呂もある。 私の場合は滞在時間は90分である。 そこに行ってきただけで、
気晴らしになる。私が選択したのは「金曜日が休日、日祭日は参加できないコースで、時間帯は10〜17時。その時間帯なら、
何時間もいてもよい。30坪位のサロンもある。 金曜と日祭日は、車で5分ほどの近くの市営スポーツ施設に行っている。
ここは三ヶ月で1800円。昼時には数人しかいないのがよい。とにかく健全な日常を維持しないと! 
  * ウォーカーの数が激減
 晴れている日には早朝、毎日、信濃川の土手にサイクリングに行っているが、ウォーカーの数が激減している。
初めは気のせいかと思っていたが、そうでもない。 原発事故による放射能に対する警戒のためだろうか。
ウォーキングでこれだから、行楽が大打撃になるのは仕方がない。ホテルは、どの業態も惨憺たるで、私も早々見切って倒産した。

[5]続きを読む

04月25日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る