ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3724, 全米N0・1弁護士の勝ち抜きセオリー 〜①
『議論に絶対に負けない法』ー ゲーリー・スペンス著
10数年ほど前に読んだ本だが強烈な印象が残っている。 軽そうな題名だが、内容は重厚で味がある。
全米場W1の弁護士が書いた「議論の勝ち方というより、人生の勝ち方のセオリー」の本。
アメリカ的プラグマチズムとして割り切って読めばよい。しかし、生の法廷の中で勝ち抜いてきた人生のセオリーの凄みも見逃せない。
とにかく、面白い本である。 4〜5年に一度の割りに三十数年来の友人が、人生の大きな分岐点の決断の問題や、経営上の深刻な悩みを
持ち込んでくる。 私の場合、自分のこととなると何?だが、ひと様の事となると、冷静な答えを出すことが出来る?と自負をしている。
学生時代の武澤ゼミの特訓と、百数十回以上のセミナーの蓄積もある。 数年前も、「実は現在、属している会社が吸収合併した
会社のことで裁判沙汰になる。自分は現在、その専任になっているが、どうしたらよいか助言して欲しい」とのこと。
「2〜3千万レベルか、数億レベルか、それによって私の聞き方と答えが違ってくる?」と言うと、
「もちろん後者で、前回、そこを買収するときに相談をしてもらったが、その買収後に派生した問題」とのこと。
これ以上は書けないが、直ぐに、この本を思い出し紹介をした。 内容は、ほぼ忘れていたが、残っていた記憶で
「一に準備、二に準備、三、四がなくて、五に準備。 それも戦いの構えを時間をかけて作っていく準備を説いている。
それと正攻法を第一にして、問題の中心点に全エネルギーをそそぐこと。それと自分のサイドの勝ちの物語を作ること」が書いてある等、
自然にスラスラと言葉が出てきた。 その意味では、この本を消化していたことになる。 考えてみると、この本、孫子の兵法そのもの。
「勝つための構えを充分に備えておけば、勝利は自ずと決まってくる」のは道理である。分かりやすくいえば勝ちの陣形をコツコツ作ること。
アメリカの現代哲学的な考えの枝葉の一例とみると、法廷闘争の中で勝ち抜いてきた弁護士の自信に満ちた論理が見えてくる。
・・・・・・・
3359, ギリシャ問題の深層
2010年06月06日(日)
現在、欧州ではギリシャを発端にしてPIIGS(豚ども)といわれるラテン系を中心にした国々の金融破綻が問題になっている。
アメリカ発の金融恐慌が欧州に飛び火をし危険な状態になっている。 ギリシャがユーロ通貨圏に入りたかった理由は、
防衛面(イスラム教諸国に隣接)と、(万年金融破の)金融面があった。 02年ユーロ通貨加盟を検討していた際、
「財政赤字をGDPの3%に抑えなければならない」というハードルがあった。 そこにゴールドマン・サックスが
「とにかく財政赤字の帳尻を合わせる施策を」と、エサを差し出した。 追い詰められたギリシャ政府はその誘いにのってしまった
(当時の政権は現政権と同じパソック、首相はシミティス。現首相パパンドレウは当時の外務大臣)。財政赤字を3%以下に抑える
“魔法”(虚偽)と引き換えに、GSは観光国としては大きな収入源に目をつけた。ギリシャが空港税の30年分の収益と
将来の宝くじなどの収入を差し出すなどの契約を交わした。 ギリシャにとっては加盟さえすれば当時のギリシャの外国からの
借入金利が13〜4パーセントから、3〜4パーセントに引き下げることが可能になる。
加盟の結果、さらにお金を低金利で借りまくった結果が深刻な財政危機である。 加盟のための粉飾決算をしていたのである。
そのことを国民はなんの説明も受けていない。 その上に、ある日突然の「財政破綻寸前宣言」である。ゴールドマン・サックスは
このような誘いを他にも、複数国に持ちかけていた。 ギリシャの公務員は4人に1人もいて、国民も納税意識が非常に低い。
それをドイツ、フランスから合理化を要求されると拒否反応を示して国家レべルのゼネストに入る。4人に1人が公務員だから、
どうにも抑えようがない。ドイツからみれば、「単独であれば1〜2パーセントの金利で済むものを、まともに働かないギリシャと
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06月06日(月)
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