ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3615, 忘却の整理学 ー1
「忘却の整理学」外山滋比著
内容= 頭を働かせるにはまず忘れること。情報・知識でメタボになった頭脳を整理し、
創造・思考の手助けをするのは忘却なのだから。『思考の整理学』の続篇
* なかなかオシロイ本である。 忘れること・忘却を中心に据えた本は私が知る限り過ってなかった。
呼吸は、まず息を吐き出さないと新しい空気は吸えないと同じで、忘却によって整理され、きれいに片付いた頭で
新しい知識や情報などを取り入れられるために積極的に忘れろという。一度書いた文章をまず寝かせたり、
気分転換すると思いもよらぬ着想が得られたりするのは、忘却による効果。 忘却が知識を選択的に頭の中で熟成させ、
時間の風化作用で別次元の高みに体系化する働きがある。 忘却はランダムに起こるが、それが個性を形作る。
ー‘まえがき’の以下の部分が、アラスジにもなっているー
・・どうして知識が独自の思考に結びつかないのか。両者の間に忘却を考えないと、説明がつかない。 知識をいったん
かなりの部分を忘れたあとで、もとの知識から離れてオリジナルな思考の生まれる余地が生じる。忘却がないと、知識は途方にくれる。
知識は利用されることを待っているのであって、それだけで、思考、創造をおこす力をもっていない、 むしろ、そのままでは自由な
思考の妨げになるおそれは十分である。そんなことをあれこれ考えていて、忘却論に思い及んだ。記憶と表裏をなす忘却があるという考え。
ナマの知識は使いものにならない。忘却をくぐらせて枯れた知識のみが新しい知見を生み出す。大工は生木で家を建てないのと同じ。
忘却のアポロギア、弁明を思い立ったのは数年前のことだが、どうして忘却がこれほど長い間きらわれ、怖れられ、卑しめられてきたのか。
忘却を称えたことばはないものかとそれとなく心がけてきたが、日本には見当らない。 おしなべて忘却性悪説である、
・・ことにコンピューターが異常なほどの発達をとげて人間の記憶力の価値を暴落させている。知識人ほどその衝撃を強く受けている。
コンピェーターを念頭において人間の知的活動を考えたならば、創造的思考がもっとも人間らしい活動であることは明らかになるはずで、
その独創の土壌になるのが忘却である…… そういう考えのもとに、この本に収められた諸エッセイは書かれている。
忘却論ではなく、忘却をめぐるエ・セイを集めたものである。
ーここに書いた内容は、アップした瞬間、ほぼ完全に忘却の彼方になる。 「いま、ここ」に集中すれば、忘却の後々に残る。それがよい!
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3250, 新・マネー敗戦 −1
2010年02月17日(水)
以前、NHKスペシャルで「シリーズ マネー資本主義」を放送していた。
■第1回 “暴走”はなぜ止められなかったのか 〜アメリカ投資銀行の興亡〜 2009年4月19日(日)午後9時00分〜
■第2回 “超金余り”はなぜ起きたのか? 〜カリスマ指導者たちの誤算〜 2009年5月17日(日)午後9時00分〜
■第3回 年金マネーの“熱狂”はなぜ起きたのか 2009年6月14日(日)午後9時00分〜
■第4回 ウォール街の“モンスター” 金融工学はなぜ暴走したのか 2009年7月19日(日)午後9時00分〜
■最終回 危機を繰り返さないために 2009年7月20日(月)午後7時30分〜
■ウォール街の“モンスター” バブルは再び起きるのか 2009年12月20日(日)午後9時45分〜
再放送も含めて食い入るようにみた。 紙切れ(ドルとアメリカ国債)を刷って、再びアメリカに還流するシステムを
追う番組である。そこには、紙切れで世界中のものを手に入れる仕組みをインタビューや解説で解明していた。
それは正にアメリカが親のネズミ溝。それがアメリカ資本主義というらしい。その最大の被害者は、もちろん日本。
ところで先日、知人から、「新・マネー敗戦」を一時間ほど借りて、速読をしてみた。
大筋は、このアメリカ・ドル本位主義の構造の分析である。
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02月17日(木)
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