ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3315, アポリアと空とぼけ
「プラトンー哲学者とは何か」 納富信留著
*アポリアと空とぼけ P−36
対話によって突き落とされるこの困惑の状態は<アポリア>と呼ばれる。
それは、どこにも進むことができない行き詰まり、途(アポロ)のないあり様を意味する。
ソクラテスの吟味にさらされ、アポリアにおちいった者は、対話相手メノンが告白するよるように、
あたかも「痺れエイ」に刺されたように感ずる。 対話相手は心も口もしびれて何も言えなくなってしまうのである。
このような対話においてソクラテスは、問いかけ、議論を導く主導者の役割をはたす。 しかし、ソクラテスは、
対話をかわしながら、自らはその事柄について「知らない」、つまり、自らもアポリアにあると主張する。
その一方で、対話によってアポリアへと追いやられ、無知を突きつけられた人は、言葉によって鋭く矛盾をついて
論駁するソクラテスが、その問いの答えを実ははじめから知っているのではないかと推測する。 さもなかったら、
どうしてこれほど鮮やかに、相手の無知をあばき出すことができるのであろう?
しかし、そうしたなかであくまで「自分もあなたと同じように、知らない」と言いはるソクラテスに、やりこめられた相手は、
しばしば怒りをぶつける。 ソクラテスは本当は知って質問しているのに、しらばくれてわざと知らないふりをし、
意地悪にも人々の無知をあばき立てよろこんでいるのであると。 人々はこうして、ソクラテスを「空とぼけ」の人と呼んだ。
「空とぼけ」が、対話するソクラテスの謎をあらわす言葉となったのである。 だが、ソクラテスの対話を空とぼけ、
つまり、本当は知っているのに知らないふりをしているとみなすのは、対話する相手や対話を見ている人であり、
ソクラテス自身はけっして空とぼけているわけではない。
〜〜
学生時代の卒業の年に人事関連のゼミと出会い、そこでの学びの中で、自分は何にも知らないという事実を突きつけられ、
呆然自失状態。「学生時代にモット知識を得ておくべきだった!」と、頭がグチャグチャ状態。
その結果、悩み苦しんだ結論として、死ぬまで学び続けること。 何があっても、一日ニ時間の読書を自分に課せることだった。
しかし、最近知ったことだが、「グチャグチャと、学び続ける決心」そのことが学生時代の一番の学習効果だった。
なるほど人事管理のゼミの教授の策略に乗ってしまったことになる。
「自分は何も知らない」という思い込みが「アポリア」としてプラトン、いやソクラテスが2500年も前に看破していたのである。
15人のゼミの人たちの議論で、「何も知らない自分を一年かけて知ったことになった。」 本当に有難いことである。
で、このザマ? 人は人、我は我である。 「 全て人は無知の馬鹿踊り 」と思えば、楽なもの。 自分は違う? 貴方だけはね!
・・・・・・・
2940,レーシック専門眼科医院 ー2
2009年04月23日(木)
視力の矯正方法には、メガネ、コンタクトレンズ、の他に、レザー手術、有水晶体眼内レンズ、オルソケラトロジーがある。
・レザー手術は、レザーで角膜の形を変えてしまうもの
・有水晶体眼内レンズは、角膜と水晶体の間に、コンタクト・レンズを入れて矯正する方法。
・オルソケラトロジーは、寝ている間にハードコンタクトを入れ角膜にクセをつけてしまう方法である。
レザーや、有水晶眼内レンズを入れたりすると、ドライアイになりやすい欠点もあるという。
今回の短い先生との会話を再現してみよう。
・私の質問、 レザーや、有水晶体眼内レンズの失敗確率は?
先生の答え、 数千分の一
・質問、 失敗したり、上手くいかなかった時は、どうなるんですか?
答え 出血をしたり、レンズがずれたり、黴菌が入って炎症が起きたりするケースがあります。
・質問 もしも初期の白内障を取ってもらって、レザーで矯正をしたときの中期的なマイナスは何ですか。
答え 早ければ早いほど、次の段階、緑内障に移行する時期が早まることになります。
・質問 私の今の段階での手術は、先生は勧めますか?
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04月23日(金)
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