ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3299, 金融世界大戦 という捉え方
  * 軍事戦争から金融戦争へ(兵器から債権へ)

 経済評論家の田中宇が「金融世界大戦」という造語で、現在の金融恐慌の本質を説明している。
さらに「金融兵器」という恐ろしい言葉が加わったのである。これをアメリカ国内だけでなく、世界中に時限爆弾入り兵器
という危ないやつである。 何処かで爆発をすると、それは繋がっていて連鎖爆発をする危険なシロモノ。
「世界的な軍事戦争が出来なくなった代わりに、金融による世界覇権をめざした米英が、破壊兵器=金融債権を武器に世界制覇を
狙ったが、それが敢え無く破綻し、世界を恐慌に導いてしまった。 一時、世界経済を米英を親とした「ねずみ講」をつくり上げ、
世界中のものを紙切れで買い漁っていた実態が崩壊した。 これで世界中の貨幣制度の根底に大きなヒビが入ってしまった、しかし
大元のアメリカは破壊した金融機関やGMなどを国有化し、何とか体裁を保っているドルを注入し、立ち直りを図っている。
詐欺師は元もとの金(キン)や資源を温存しているから、ドルや債権の価値を徹底的に下げてしまえば、傷は最小で済む。 しかし被害者は
輪転機を持っているわけでない、その負債を負わされ国家破綻、すなわちハイパーインフレで国民の金融財産の大部分が消滅する。
 世界の国々はアメリカの、こうしたネズミ講の危なさを知らずにアメリカ国債や、アメリカの銀行が発行するCDOやCDSを
見境なく買ってしまったのである。 現在、各国が何とか金融破壊兵器を爆発させないように必死に持ちこたえているが、
これも時間の問題。 ユーロ圏か、アメリカか、中国から、その爆発が始るのは防ぐことは不可能である。 破壊兵器(債権)は、
世界中にばら撒かれ、連鎖して世界中を破壊する。 それはデフレスパイラルから、ハイパーインフレへの転換期に始る。
日本はアメリカの金融占領国の悲哀を株価暴落か、(一時的な円高の後?に)円安という形で日本を襲ってくる。 
「気がつきゃホームでゴロ寝」で、IMFの管理国家として裸同然の国に落ちぶれることになる。
 アメリカは第二次大戦後、朝鮮戦争、ベトナム戦争、冷戦、そしてソ連の崩壊後は、アフガン、イラク戦争と戦い続けている。 
ところがソ連が弱体化を始めた1980年頃から、米英は軍事から金融戦争に軸を変え始めたのである。その一つがプラザ合意
から始る日本のバブルと、破綻である。 そして、破綻した日本の金融株や土地を買い叩き、大きな利益を得たのである。
そして、次はイスラムのテロである。軍事産業にとって、これほどの都合の良いことはない。2001年の9・11テロをキッカケとした
アフガン、イラク戦争への突入である。 そこで軍事費を捻出するに何かないかと考えて、米国内の下層への融資を思いつく。
そして、その債権を束ねたバンドル債権をつくり、もっともらしい「格付け機関」をつくり、格付けを高くして金融商品として
世界中に売りつけたのである。 一握りの連中は、それが金融破壊兵器になることを充分に知ってである。 
 そして、ある時期が来ると丁度良いターゲット(リーマン)を見つけ破綻させたのである。 世界中の資産家と金融機関は
サブプライムローンだけんでなく、不動産担保債権や、その損失を保険にした債権などを優良債権と信じて買ってしまった。
実は、これは最も危険な金融武器である。 アメリカ国内にも売りつけているが、その数倍は世界中に販売済みである。
その被害者は、国家管理にして、自分の輪転機で刷った金を投入すればよい。しかし、世界の国々は、それができないのである。

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2924,中沢新一の『三位一体モデル』 −3
 2009年04月07日(火)
『三位一体モデル』中沢新一著   読書日記
 * 煉獄の発明
キリスト教の資本主義にとって、都合の良い「煉獄」を発明した。中世にこれを発明したのは、実に都合の良い大発明にある。
それまでは天国と地獄しかなかった。しかし、この発明で、いったん地獄に落ちた人が煉獄に地獄から這い上がれば、
上から天子がやってきて、天国にむかえてくれますよ、と、こんなことを言い出したのである。こういう経緯を経て、

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04月07日(水)
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