ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3297, 不思議現象の正体を見破る ー2
 * 手品師 ユリゲラーの超能力
 ユリゲラーも、当時からマスコミに、その正体が暴露されていた。
それは後として、私より一歳齢下のイスラエルのユリの経歴に興味をそそられた。1946年12月30日、テルアビブに生まれた。 
少年期に両親が離婚、キブツに入れられ、色いろあって、15歳でスパイ組織に加わり、2年間の訓練を受ける。
そして21歳の1967年にイスラエル兵として第三次中東戦争に従軍し、戦場で負傷してリハビリのキャンプに送られて
療養生活に入るが、そこで、シュトラング(通称シュト)と知り合い、本格的なマジックの練習を取り組み、初めは
友人の誕生パーティーなどで演じていたが、後には、クラブのショーなどに出るようになる。
得意な演目は「ツゥー・パースン・テレパシー」と呼ばれるもので、目隠しをしたユリ・ゲラーに悟られぬように
一人の観客が黒板に数字を書き、全員が確認したところで跡形もなく消してしまう。 すると、ユリ・ゲラーが
おもむろに目隠しを外して、観客に数字のイメージを念じるように要請する。つまり、観客が念波をユリ・ゲラーが
とらえて当てようというわけ。 そこで、お客に念じ方が足りないとか、色いろけしかける。 やがて、おもむろに
「5でしょう」などと、当てる。 何とことはない、観客席に居るシピが「はなを触ったらといった暗号に基づいて
信号を送っていただけの話。 あまりに単純のため劇場の支配人にまで見破られたが、それでも止めようとしないので、
裁判沙汰までなっている。 有罪の判決で、営業停止になったが、今度はアメリカからプハーリクなる超心理学者がきて、
ユリのショーを見て「超能力」と信じ込んでしまった。 さあ、これが大変な切っ掛けとなった。
 彼はユリをアメリカに連れ帰って、スタンフォード研究所でテストを受けたが、これが、いかに杜撰だったようである。
相棒のシュトが、明らかに巧妙に信号を送ったかが、その結果からして窺える。 その実験は中途半端で中止された。
 しばらくはスプーン曲げなどで世間を、アッといわせたが、アメリカのTV局も考え始めた。
プロのマジシャンと相談してカメラ・ワークを緻密に設定し、ユリ・ゲラーの側にマジシャンを監視役に立てたところ、
彼の売り物の超能力は全く起きなかった。 これは英国と同じ結果となった。 ユリは成功すると、サスガ超能力者、
失敗すると、体調次第で念の集中が上手くいかないこともある、とされるようになった。 アバタもエクボである。
ユリが1974年に日本に上陸、TVに出演した。(私も、その番組を見ていたが・・)まずはスプーン曲げで仰天させた。
当時のマジックにはスプーン曲げなどの演目がなかったので、日本人もすっかり騙された。 その後、日本の少年Sも、
その超能力があると、一世を風靡したが、後に週刊誌のストロボ撮影を通じて、トリックが暴かれた。
何とことはない、投げる瞬間にスプーンを絨毯に押し当てて曲げてから投げていたのである。 
                                          ー つづく
 ・・・・・・・・
2922,中沢新一の『三位一体モデル』 −1
2009年04月05日(日)
 『三位一体モデル』中沢新一著  −読書日記
図書館で何気なく借りて、目を通したところ面白い本である。特に、キリスト教とイスラム教の違いと、その争いの元を
解りやすく書いている。三位一体とはキリスト教の考え方で、西欧の考え方でもあり『父』『子』『精霊』を指す。
 それぞれの円が三つ重なりあっている図を想像すれば良い。
『父』は 物事の基本になる普遍的なこと。哲学や理念などが含まれる。
『子』は 『父』のベースを具体化する存在。 
『精霊』は 子の働きにより、増殖するコントロール不能な物もの。(販促、宣伝など資本主義の増殖を助ける役割を担ってきた)
この3つがバランスよく配置されることで物事の意味や本質が捉えられ、すべての問題はこのバランスをみると理解出来ると言う。
会社をみると『父』は理念や社会還元、『子』は会社そのもの、『精霊』は販促や生産活動。

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04月05日(月)
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