ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3295, 果たして、日本は財政危機が訪れるか?
昨日の朝日新聞の ーキーパーソンーのみずほ証券の高田創氏への
「先進国最悪の借金、財政危機は起きますか?」のインタビュー形式の内容が、時が時だけに注目して読んでみた。
ーその内容を私の主観でマトメテみたー
日本の国債残高が2010年度で637兆円に達する見通しだが、「先進国で最悪の借金体質」といわれる中で、
国債発行余力を探った。 どこを危険水域とするか? の問いに・・・
・日本政府は、300兆円の債務超過。しかし、経常収支は長期にわたり安定的な黒字が出ている。
しかも個人金融資産のレベルが高く、95パーセントが国内で消化されている。父さんが母さんから借金をして
まかなっている。家全体としては借金は少ない。しかし、母さんが父さんに不信を持ち、家を出て行くと大変な事態になる。
長期金利が落ちついていることからみて、母さんが家出の兆しはない。
・日本の租税負担率は23パーセント、試算によると欧米並みの35パーセントに上げると886兆円の資産価値が上がる。
債務超過分を相殺しても、まだ569兆円の国債発行余力がある。年換算にすると14兆円である。
・消費税率を上げて財源を確保すべきかというと、いきなり上げると元も子もない。ただ、税率を上げずに封印すれば、
先があるかどうか、心配するものが出てくる。求められるのは将来の展望である。変化に対するガバナンスである。
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これから考えると、アメリカが狙っている日本の個人の金融資産だが、その多くがアメリカ国債を買っている現実、
それも、何時暴落するかの瀬戸際にあり、その価値も不安定である。ただ、日本の強みは、個人の金融資産があるので、
ギリシャやスペイン、ポルトガルとは違う。しかし、危ないと日本人が思い、金や、現物に換金しようとすると
危険になる。ここで高田氏は、国家の経常収益が長期わたり黒字という部分をみている。その経常収益とは。
民間貯蓄+財政黒字をいい、これが安定している日本は、まだ国債発行が可能と見ているが・・・どうだろう?
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2920,私は嘘しか言いません
2009年04月03日(金)
ー養老孟司が、対談で次のようなことを述べていていた。
《 数年前に亡くなったユングなどの研究者の河合隼雄が真面目な話をする時に「私は嘘しか言いません」
と言っていたそうです。これは考えてみたらシミジミと効いてくるセリフです。
つまり、「私は嘘しか言いません」というのが本当だと既に嘘をついている。
河合さんは、この言葉に「言葉など当てになりませんよ」という意味を込めていられるのだと思いますよ。》
なるほど、面白い。
哲学に似た問題提起があった。 「クレタ人の嘘」である。
ー『クレタ人は嘘つきだ』が真ならば,クレタ人が発した『クレタ人は嘘つきだ』自体が嘘で,
クレタ人は嘘をつかないことになり,『クレタ人は嘘つきだ』が真という仮定と矛盾する。
もし、『クレタ人は嘘つきだ』が偽ならば、クレタ人は嘘をつかないことになる。
つまり、『クレタ人は嘘つきだ』が真となってしまい,『クレタ人は嘘つきだ』が偽という仮定と矛盾する。
『クレタ人は嘘つきだ』の真偽がいずれであると仮定しても、矛盾が起こる。ー
言葉の何とも妙なところだが・・・
「私は嘘をいいません、信じてください!」 の口癖の人がいた。これほど好い加減な言葉はないが、言うほうも言うほうだが、
騙される方も騙されるほうだ。騙している方も騙されている方も、ボケ漫才のように気づかないから始末が悪い。
それなら「私は嘘しか言いません」の方が良い。 それも、哲学的ときているから面白い。
しかし、それでは世界が回らない。詐欺師は「嘘しか言わない」からこそ、その奥にある言葉の意味を知っている。
言葉は共同幻想、そして仮想を創りあげる。それに己が気づかないから問題は拗れるのである。
「私は嘘を言いません」と真面目に言う人がいるが、「私は嘘しか言いません」を悪用するとどうなるか?
「私は嘘を言わないように心がけている。嘘を言った分、何倍も自分に跳ね返ってくるし、自分の中に残る」
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04月03日(土)
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