ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3190, 今年の読書の総括 ー1
* 今年の読書の総括をしてみる。?
・まずは、川口慧恵の「チベット旅行記」である。知人に紹介されてさっそく読んだが、期待通りに面白い。
明治期に僧・河口慧恵がインドからヒマラヤを大した装備無しに越え、身元が知れれば死刑になるチベットのラサに潜入し、
帰還するまでの旅行記である。 信じられないような苦難の中、信心が、それをなさしめたのである。
宗教とは、信心とは何かを、その体験を通して教えてくれる。 明治期に一人の僧の眼を通して当時のチベットの社会を
目の当たりしているように感じられ、当時の世界に引きこまれてしまった。これまで読んだ本の中でも印象に残る一冊。
・次に、内田和成著「仮説思考」が考えさせられた。 仮説思考力とは、情報収集の途中や分析作業
以前にもつ「仮の答え」のことである。経験を積まないうちから、早い段階から結論を出して考える
訓練をしておくと、失敗も多いが学ぶことも多い。 そのプロセスで、仮説思考は進歩する。
実際には、それしかないが、実際に「仮説思考」と、目の前に突きつけられと、躊躇する。
・そして、共同幻想から、岸田秀の「唯幻論」を知り、また、茂木健一郎の「脳と仮想」を読んでみた。
茂木は、「サンタクロース」は存在するかという、子供の切実な問いを、真正面に捉えて、
「生きること、仮想すること」の根本的な意味を論じている。 我われは、過去を振るかえると、
現象は夢・幻ということが、おぼろげながら分かるが、実際の生活の中では、その実感は持てないもの。
その論は、ゾロアスター教の経典にあったという。 般若心教の空即是色の論も似ているが。
ーつづく
・・・・・・・・・
2825, 年末、つれづれに
2008年12月29日(月)
この数ヶ月前から、長岡の駅裏のバス停車場前のベンチにいるホームレスの男三人。
雪の中でも、しっかりといる。 気の毒だが、酒を飲んで騒いだり、街頭のアルバイト学生を追い掛け回したりするのを
目撃するにつけ、同情する気が起きない。家内は数回も声を掛けられたという。 私も先日の通勤帰りに初めて声を
掛けられたが、身につまされる思いである。事業を何度か立ち上げるたびに、失敗を想定した時に、底知れぬ恐怖に落ちる。
事例は周辺で過去に多く見てきたから、その凄惨さを知り尽くしている。経済変動のたびに、もしかしたら倒産するのではと!
そして後は、そのときになったら対処するしかないと!と、夜も眠れないことが度々であった。
しかし、何時の間にか厚生年金を満額貰える年齢に達した。家内も40年近く厚生年金に入っているので、あと一年少しで
貰える年齢になる。これで最悪でも普通の生活は確保される、それでも大恐慌は何が起こるか分からない。
むしろ心配で夜も寝れない方が張りがあって、生きがいになってきた、というのは振り返った時にいえること。
来年は解雇された派遣が全国的にホームレスになって溢れるという。また名古屋では、派遣で働いていたブラジル人の
帰国ラッシュがニュースの話題になっていた。帰国しても不景気で仕事がないが、帰るしかないという。
来年は失業者問題と、倒産が社会問題になる。危ない領域に入った。 毎日が倒産や失業者で、凄惨な日々が続く。
そして、過去のケースからみると10年以内に三次世界大戦が始る可能性がある。
少なくとも今年の数倍の混乱の事態とは、どんなものか? 今年も、あと2日になったが、歴史的残るような事件が
次から次へと続いた。中国・深川の大地震、中国の暴動、北京オリンピック、ミャンマーのサイクロン、
アメリカの黒人大統領の当選、そして、金融大恐慌である。前にも書いたが、今年は本に例えるなら「目次」と、
「前書き」部分のなる年である。来年は、「序文」に当たる年である。恐ろしい序文にならなければと、祈るだけである。
しかし・・・ そういえば、今年は葬式が身近に一度も無かった。 それと結婚式もである。
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2007年12月29日(土)
2460, 2007年度の総括
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12月29日(火)
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