ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3022,閑話小題

 * 池袋の早朝でみた荒んだ世界
 先週に大学の同期会があり二泊してきたが、二泊目の池袋のホテルを早朝にチェックアウトをして、
駅までの500mの路上で見たホームレスの姿は何とも殺風景であった。二人づれの若い女性もいた。
初めてアメリカ・ロスの下町をバスの中から見た、あの何ともいえない廃墟の中で佇んでいる黒人達の
虚脱感の顔と同じ空気。 何か、この十年で世界は変わってしまったようだ。
国が衰退を始めると、こうなっていくのだろうか。 
 
 * 自民党の末期
 都議選は、予測通りに自民党が惨敗をした。 小泉のパフォーマンスで国民は騙された怨念から
今度はウネリが反自民に変わるのも当然の帰結。 今度の衆院選でも惨敗は必然である。 
情報化が大きく国民の意識を変えたのが、自民党の生枯(なまかれ)の元首相達には理解できない。
と言って、民主党の大勝も問題になる。 その辺の勝たせ方もある。都議会選は、その辺は絶妙な
当選バランスであった。 なるほど天の声である。 本当に麻生で戦うのだろうか?
民主党が大勝するだろうが、良くも悪くもガラッと雰囲気は変わるだろう。 自民党が覆い隠してきた
膿が一挙に出る可能性が大である。

 * 腰痛はつらい
 腰痛は、だいたい10日間が目安である。ただ過ぎ去るのを待つしかない。
そして予測どおりに収まってきた。 色いろの要素が重なって発症するが、今回は時期的なこと(梅雨)と、
冷たい飲み物を昼に飲みすぎたことにある。 最近は、細心に注意しているので重症にならなかったが。
それにしてもタイミング的に、なってはならない時期に発症する。何度か秘境ツアーの直前になった経験がある。
その時もギリギリの状態だったが何とか行くことが出来たが。

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2657, いちゃつき ー2
2008年07月14日(月)

前回に鷲田が宗教学者・植島啓司から聞いた話を書いた。
「‘解脱’は自分を遠ざけて、世界の中に自分を溶け込ませる技術で、‘救済’は逆に自分を開いて、
 他人を迎え入れて他人でいっぱいにするというかたちで自分を溶かしてしまう。 だから方法が違うんですよ。
 自分が相手の中に吸収されるか、逆に他が自分の中に浸透するか。どっちにしても、自分と世界の距離をなくして、
 自分を触っているか。相手を触っているかわからないような『いちゃいちゃ状態』を宗教だ」
 という内容だが。いちゃいちゃする中で互いに自分を溶け込ませて、距離を無くす至福の状態は男女の仲だけでなく、
 宗教の中にこそ、その原型があるという。そこで思い出したのが、一月前に図書館で借りたDVDの「A2」という
 映画である。オウムの内部から、住民との対立を両者の目線で撮ったドキュメント映画である。
<後でわかったことだが、「A]の続卷である。それを探したが、図書館にはなかった。>
 住民の反対運動、右翼、警察、マスコミ・・地上波のテレビから映し出される視点とは全く違った内容。
 社会的にオウムは凶悪犯罪を犯した団体だけに、一方的なイメージが先行してしまっているのも事実である。
 これを観ていてオウムの内側から撮影された映像も見る価値もあると思えた。
 それより、何ともいえない教団内の共同意識の甘酸っぱい空気に驚いた。
 あの空気から下界に出て社会生活をしろというほうが無理、それが宗教の解脱の世界の恐ろしさである。
 それを表層だけをみて、一方的に純朴な信者を攻めるのも気の毒にさえ思える内容だった。
 ーその概要はー
 1999年10月、群馬県藤岡市。倒産した印刷工場とその社長のかつての自宅に、多数のオウム信者が移住した。
 工場の前には群馬県警が常駐し、その外側には地元住民たちによる監視小屋ができる。
 やがてここでも、他の地域と同じように地元住民の反対活動によって信者たちは退去していくことになる。
 地元住民のボランティアで組織される監視団は、意外にも久しく失ってきた住民同士の交流の場として機能していた。
 また、信者との濃密な時間の共有はオウムに対する嫌悪とは別に、信者個人に対する人間的な心のつながりを

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07月14日(火)
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