ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2941,ナチが愛した二重スパイ

 「ナチが愛した二重スパイ」  ベン マッキンタイアー著

 新幹線通勤の往き帰りの車中で一ヶ月かけて読んだが、これが何とも面白い。
  第二次大戦末期、ロンドン暗黒街のチャップマンは、ナチのスパイとなる。
 しかし「二重スパイ」として、ベルリンに偽情報を送っていた実録もの。
 ロンドンの当時の札付きの泥棒、ジゴロの生々しい犯罪と、監獄暮らしなどが詳細に書かれている。
 現在の犯罪者も似たようなものだろうから、我われ小市民とは全く異質の存在である。
 肯定的にみれば「何もしないで一生終わるより、よほど思いのまま生きることも必要では?
 とさえ思わせるほどである。 札付きの犯罪者がその経験を生かして二重スパイになって
 国家のために大きな働きをすることになるから、皮肉といえば皮肉である。
  pー234に著者は、二重スパイのチャップマンを次のように分析している。
 【 二重スパイのチャップマンの話は、地味なスパイの話とは違う。スパイ小説なら、あり得ないこととして
 拒否される内容である。主人公は悪党であるが、悪党としては決して敗残者ではない。彼の犯罪歴は、
 軍隊脱走から猥褻行為へ、女から脅迫へ、強盗から金庫爆破へと段階的に進んだ。
 あとになると彼の報酬は多くなり、最初はつまらぬことに手を染めたのを恥じているのは疑いない。
 この男の本質は己惚れで、自ら評価するところでは大物で、暗黒街のプリンスのような存在である。
 良心の咎めとは無縁で、どんなことでもやりかねない。社会とはなんの契約もせず、金はひとつの手段である。
 怖いもの知らずで、間違いなくドイツ人に対する根深い憎しみを抱いている。
 ひとことで言えば、冒険はチャップマンにとって必要不可欠なものである。
 いったん冒険に乗り出すと、信じられないようなことを達成する勇気を持っている。
 今日は、彼はドイツのパラシュート・スパイであるが、明日、活動的な二重スパイとして
 危険極まりない任務を引き受けるであろう。それに賭けるのは自分の命である。
 冒険が無ければ、彼は犯行者になるであろう。危険は大きいが、成功する見込みがある限り、
 危険は犯されねばならないと思う。チャックマンにとって確かなことは、たった一つしかない。
 冒険が大きいほど、成功する確率も大きくなる。】
  犯罪者の生態、そしてスパイ機関の実態、そして世界大戦の中の生活ぶりなどが、
 リアルに目に浮かんでくるのは、事実を克明に書いてあるからである。
 また、その世界にドップリと漬かることで、現在の世界、日本、そして自分の人生の立ち位置が
 浮かび上がってくる。(チベット旅行記もそうだったが・・・)  世界は底知れぬ経験で満ちている。
 
・・・・・・・・・
2577, フロー体験 ?2
2008年04月24日(木)
 オハ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(≧∀≦)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
   まずは、要点を書き写してみる。
 〜〜
我々が幸福であるかどうかは、世界の大きな力に加えることのできる統制によるのではなく内側の調和による。
肉体的生存が外部環境に依存している以上、外部環境を支配する方法を学び続けることは確かに必要である。 
しかし、外部環境を支配するとは、すでに経験して解るように、我々が個人としていかに喜びを感じるか、
または世界めカオスをどのように減少させるかに関しては、それほど役に立たない。
カオスを減少させるためには、意識そのものを支配すること学ばなければならない。
 ーフロー体験の構成要素が存在すると、
 次の8つを挙げている。
1. 明確な目的(予想と法則が認識できる)
2. 専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)
3. 自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。
4. 時間感覚のゆがみ - 時間への我々の主体的な経験の変更
5. 直接的で即座な反応(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)
6. 能力の水準と難易度とのバランス(活動が易しすぎず、難しすぎない)

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04月24日(金)
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