ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2690, 若者が危ない!
希望格差社会 −1

    ー希望格差社会ー山田昌弘著・筑摩書房

著者は「若者が危ない」という。
そして「若者が社会的弱者になりつつある」「やがてこの弱者たちが社会に危険をもたらすであろう」と。
統計をみると、
・親と同居している未婚成人(その過半がいわゆる「パラサイト・シングル」)は1200万人。
・離婚数は年間29万組(結婚75万に対する数値だから結婚したカップルの40%が離婚)
・結婚75万のうち、「できちゃった婚」(婚姻届提出後10ヶ月以内に出産)は15万。
・フリーター(未婚若年アルバイト雇用者)は200万人。
 失業中、未婚派遣社員を入れると未婚若年不安定雇用者数は400万。
・「引きこもり」については正確な数値がないが、推定50万人。
・義務教育期の不登校は13万。
・児童虐待は児童相談所が把握しているだけで年間2万件。
・「将来、自分の生活がよくなる」と考えている若者(25−34歳)は15%。
・中学生の70%が「将来、日本は今以上豊かにならない」と考えている。

どうして、こうなったか? 著者は、その理由を「リスク社会」の出現という。
 ー「リスク社会」とは何か、

「リスクをとることを強制される社会」、「選択を強制される社会」のことである。
「自分のことに対しては、自分が決定する。これが自己決定の原則である。
そして、自分で選択したことの結果に対しては、自分で責任をとる、これが『自己責任』の原則である。
リスクの個人化が進行するということは、自己決定や自己責任の原則の浸透と表裏一体である。
リスクに出会うのは、自分の決定に基づいているのだから、そのリスクは、誰の助けも期待せずに、
自分で処理することが求められている。失業したり、フリーターになったりするのは、自分の能力の問題である。
離婚したのは、離婚するような相手と結婚したからである。 リスクが避け得ないものとなると同時に、個人は、
そのリスクをヘッジすること、そして、生じたリスクに対処することを、
個人で行わなくてはならない時代になっている。」
 (46-47頁)
 〜〜
私事になるが、20歳で自分で事業を立ち上げることを決意。
26歳から立ち上げに専従してきたので、リスクをとることが当たり前の日々であった。
自己責任と、自己決定が裏表で、中途半端な人の見えない部分が広く見えることもあった。
そこでまず必要なのが、孤独である。人に頼らないで、情報の質を高め、判断をする。
フリーターは、親掛かりの人が多いのは、その環境の甘さである。
少子化も、その背景にある。中国は、強制的に一人っ子政策をして、両親が子供に期待をかける。
小皇帝と言われるほど、親の人生をかけて育てる。 日本の親は、それだけのハングリーさは無い。

 ーーーーーーーー
 2007年08月16日(木)
2326, 被災地・柏崎の現在の事情
               才ノヽ∋ ー ヾ(^ω^*)

今日で「柏崎沖地震」から丁度一月になる。
昨日、家内の実家の墓参りに柏崎に行ってきたが、中心地に行くほど倒壊している家が目立った。
ダウンタウンの本町辺りの商店街の通りを中心として倒壊した民家と商店が生々しく現れてきた。
そして(住んではいけない)赤紙と、(住居注意の)青紙が半数以上の家に張られていた。
地方局のアナウンサーのTVのクルーが撮影している姿が、更にリアルさを増していた。

家内の実家の近所は特に酷い状態であった。
家内の両親(故人)の住んでいた住宅は傾き、隣の倉庫の壁を突き破っていた。
特に内部は目茶目茶という。そこは無人だったので人災は無かったが。義弟の話によると
「始めの揺れで立っていられず腰を落とした瞬間、次の揺れで身体が横に吹っ飛んでしまった」という。
車で商店街を通っていると、自衛隊とパトカーが次々とすれ違い、次々と倒壊の家をみるにつけ、
映画のロケ地にいるようで現実感がなかった。

義弟に「この地震は、即死するかもしれない事態だった!」といっても、キョトンとしていた。

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08月16日(土)
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