ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2092, 下流喰い −2
           おっW(^O^)Wはようございます
                  ー 読書日記
 
 前回では概要を中心とした内容だったが、ここでは、
 消費者金融の世界の生々しい現場のレポートを中心に抜粋しながら考えてみる。
 駅のダンボールの住人(ホームレス)の殆んどが多重債務者という。
 一歩踏み外すと、誰もが陥ってしまう世界である。 
     350万人といえば30人に1人が多重債務者。ということは、
     10世帯のうち1世帯が多重債務者が存在していることになる。
     4世帯に一軒が高利貸しの金を借りていること自体が異常である。
     時代が変わってしまったということである。
     消費者金融の顧客が、どういう経過をたどって多重債務者になっていくかが
     詳しく書いてあり、大手消費者金融会社が彼らを罠に落としていく様が生々しい。
 
ーまずは、生々しい実態の部分を抜粋して考えてみようー
 
*多重債務者の平均像とは*
  −−−−−−−−− 
 いま私の手元にある事業団がまとめた
 「多重債務者の平均像」という資料がある。
 その資料によると、
 @多重債務者の借り入れ目的の筆頭が「生活費補填」で、女性の割合が高い。
 一般に女性は男性に較べて年収が低い上に、債務件数も男性を上回る傾向がある。
 A年収は平均240万円で、借り入れ時より20万ほど減収している。
 B債務件数は八件で、現在の債務残高は約335万円。
 Cひと月あたりの返済額は14万円。 
 何処にでもいる若者の姿が眼に浮かぶが、
 債務件数が平均八件とは異常である。
 
     *おんな市場*
      −−−−−
     眼を疑ったところは
     ー「借金総額+50万」で売られる女ーである。
     これが本当に日本国内のことか?信じられない思いである。
     −−
    〔明るいラウンジ内には、すでに40代から50代の30人以上の男達が
     集まっていた。ホストクラブの店内で、それは唐突に始まった。
     パンティ一枚きりで胸を両腕でかばった女達10人が、店の奥から出てきた。
     平均20〜40代半ばといったところか。
     彼女らは全員腹の部分に直接マジックで書かれていた。
     
     意外だったのはその表情に蔭はなく、あっけらかんとしていた。
     もちろん入札といっても、威勢のかけ声があるわけではない。
     男たちはメモに金額らしきものを走り書きし、清算は後払いのようだ。
     同行した飲食店主に聞いてもらうと、どうやら値段は、
     「借金総額+50万」らしい。
     
     落札された女は、業者から住まいを提供され、‘年季が明けるまで’
     最低の生活は保障される。 通称、「やみ金」とよばれる荒っぽい手合いが、
     債務者の命を奪うところまで追いかけてくるのだ。
     彼らにロックオンされたら、おそらく逃げ道はないー。〕
 
 *ターゲットは低所得の若者*
  −−−−−−−−−−−−
 消費者金融の顧客像をもう少し細かく触れておきたい。
 ・大手消費金融の新規顧客の72lが男性であり、
 ・年齢は「30歳未満」が44l、
     「30〜40歳未満」23l、と40歳未満が三分の二を占める。
 ・収入面では、81lが「500万未満」で、「400万未満」が65l、
  300万未満」が42lとつづく。
  
  これでも日本はいまだに「現金社会」であり、家計支出に占めるカード決済は
  アメリカの半分にも満たない。
  携帯電話からの「お財布ケイタイ」など新しい決済機能を考えると、
  さらに多重債務者の数は増えていくだろう。 
 
     *やみ金の資金源と手口*
      −−−−−−−−−−
     彼らの経営資源といえば、次の三つになる。
     @タネ銭(金主)
     A携帯電話
     B銀行口座 である。

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12月25日(月)
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