ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2084, 森の生活
(。^0^。)ノ オッ
(*^○^*) ハ〜 ヨウ
『森の生活(ウォールデン)』
岩波文庫
現在、世界において「シンプルライフの生きかた」が見直され始めているが、
その元祖といえるソローが再び注目され始められている。
1817年生まれのソローは、1845年の独立記念日を機に、
故郷のボストン郊外のウォールデン湖のほとりに移り住む。
そこに20代後半の2年あまりの間ひとりで過ごした生活を記したのが、
『森の生活』である。シンプルライフの元祖といえよう。
ソローは、この森の生活の中で、人間が生きるために必要なものは、
「最小限の持ち物と最小限の労働だ」という結論に至っている。
ソローの‘自然のなかで質素に生きる’を至上とする考え方は東洋的である。
自然との共存を図ろうというソローのメッセージは、効率良く、
便利な生活になった反面、混沌として複雑化する世の中にあって、
単純化した生活のあり方を提示している。
森林生活や農業の専業の人からみたら、何を今さら!と思うだろう。
あちら側(都会)の人が、二年余り遊びに来た戯言でしかないと。
しかしソローが読んで欲しいと思う対象は、そういう連中ではない!
まあ、そういう穿った理屈はやめておこう。
都会生活につかれ田舎の生活に憧れている自然派にっとは、
桃源郷のような生活と思えるのだろう。
ーー
ーまずは、印象的なところを抜粋してみるー
「私が森へ来たのは、思慮深く生き、人生の本質的な事実のみに直面し、
人生が教えてくれるものを自分が学び取れるかどうか確かめてみたかったからであり、
死ぬときになって、自分が生きていなかったことを発見するようになりたくなかった。
人生とはいえないような人生は生きたくなかった。
生きるということはそんなにもたいせつなのだから。
深く生きて生の精髄を吸出し、もしそれがつまらなかったら、それをつきとめて、
そのつまらなさを世の人々に伝えよう。それがつまらないものであったら、
それを身をもって味わい、その真相を報告できるようにしたい」
(上巻162-164頁)
「われわれは存在するように見えるものを、存在するものと思いこんでいる。
・・永遠の時間には、確かに真実で崇高なものがある。
けれども、そうした時間や場所や機会はすべて、いま、ここにあるのだ。
・・・『自然』そのものと同じように、一日を思慮深くすごそうではないか。
・・・一日を精一杯、楽しく生きようと心にきめて。
・・・生であろうと死であろうと、われわれが求めるものは実在だけである。」
(上巻172-176頁)
「春の到来は、『混沌(カオス)』からの『宇宙』の創造であり、
『黄金時代』の到来であるかのように感じられる。」
(下巻256頁)
私は私の実験によって少なくともこういうことを学んだ。
「もし人が、みずからの夢の方向に自信をもって進み、
頭に思い描いたとおりの人生を生きようとつとめるならば、
ふだんは予想もしなかったほどの成功を収めることができる、ということだ。
そのひとは、あるものは捨ててかえりみなくなり、目に見えない境界線を乗り越える
ようになるだろう。新しい、普遍的でより自由な法則が、自分のまわりと内部とに
しっかりとうち立てられるだろう。・・・
生活を単純にするにしたがって、宇宙の法則も複雑でなくなり、孤独は孤独でなく、
貧しさは貧しさでなくなる。・・・・
君の生活がいかに見劣りのするものであろうとも、それにまともにぶつかり、
それを行きよ。それを避けたり、けなしたりするな。それは君自身ほど悪くは無い。
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12月17日(日)
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