ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1915, スペイン画家・堀越千秋 −6
            \(^▽^*)おはようございます!
                    (*^▽^)/

文化とかという難しい?ことでなく、
スペインの日常料理から現地の生活実感を垣間見ることができる。。
私など、三度行ったスペインのバールの美味い酒のツマミの印象だけで、
「もし永住するならスペインが良いな〜」と、
思っていたら、一撃を喰らう内容があった。
  
  ー
  
  スペインの町でキョロキョロしている日本人旅行者たちは、
   「イヤァ、スペインは美人が多くて結構ですな」など言いがちである。
    おまけに「スペイン料理は日本人の口にあっているし」とも言う。
   「オリーブ油が如何だこうの言いますが、私は大丈夫です、
    美味しいですよ」という人がいる。

じゃあ、今夜みそ汁も白米も一切やめて、
固いバンにオリーブオイルとラード(マンテカ)塗ってくてみなよ。
あんたの好きな烏賊のリンク揚げと、
二週間続けて揚げて使ったオリーブ油で好きなスペイン・オムレツを
こしらえて喰いなよ。
皿からこぼれそうな豆と豚の脂身のスープに、さらにオリーブ油を
ドブドブかけて喰いなよ。アンダルシアの貧乏人のように。
皿からハミダシしてテーブルに垂れているアビラの牛肉、食ってから、
ベロベロに甘いサンチャゴ・ケーキ、全部喰いなよ。

    てな、辛らつな実感があった。
    これを乗りこえて、著者はスペインを理解しているのである。


   堀越流の国家観もよい。
「西洋人は、面子より実質的な損得をとる。
欧州とは、金品と武力で倫理を売買してきた歴史ではないか。
もちろん、人間の一人一人は、道理をもって説けば通ずるものである。
何処の国だって、個人というものはおおむねそうである。
が、国家とか政府というものは、個人より随分劣っているものである。
野蛮である。

    どの町だって、何とかというとピストルや刃物を出してくる隣人というのは、
    そうそうない(アメリカは知らないけど)。
    しかし、国家というのは全部軍備を持っている。
    いつも腰に刀やピストルをさして歩いているようなものだ。
    核兵器を背負っている老人もいる」
 −−
 
スペインにいればこそ、こういう見方ができるのだろう。
島国で、四面を海に囲まれて、元寇に攻められたことと、
第二次世界大戦で敗戦で占領された以外、
外敵を意識したことがない日本にいては、
軍備の必要な事態が理解できないのだ。

               つづく                   
                   i (ω・`) bai
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

2005年07月01日(金)
1550, 将来の不安−2

ー不安を哲学するとー

我われは、過去に対しては悔恨があり、未来に対しては、不安が付きまとう。
といって、まだ来ぬ未来を不安がっていても仕方がないし、
反対にノンビリ過ぎるのも問題である。
最悪を想定しておくことも必要であり、
「大丈夫!」という言葉を口ぐせにしておくことも、
一つの解消方法である。
不安の対象に対して考えつくしたあとで、
「その時は、その時だ」と放念することも時に必要である。

青年期の日記を読み返してみても、
その時点時点で不安感が大きく口を開けていた。
不安は一生我々を悩ますものだ。
我われを脅かす「特定の対象」に向けられたものが「恐れ」であり、
「不安」は漠然とした恐れの感情をいう。
その恐れに対して、打ち勝つ克己心が勇敢、勇気ということになる。

前にも、「将来の不安」という題目で書いた。
不安は目先の変化に対する不適応から生じる心理の揺れと書いたが、
目的意識の希薄さも不安心理の一つである。

その不安感に対して、哲学者がどのように考えてきたのだろか?

ーある本からの抜粋をしてみるー


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07月01日(土)
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