ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■795, 至高体験ー読書日記 -1
数年前に買って読んだが、人に貸したまま帰ってこない本である。
当時コリン・ウイルソンの文章の巧さもあって、その面白さに夢中になって読んだ。
インターネットで調べた内容を後でコピーしておくが、至高体験の
内容に対して詳細に情報が載っている。
私の知人で精神症の人が、鬱の治療薬を飲んで一回だけ歓喜の体験談を話始めた。「それは至高体験といい、薬物を使わなくとも経験できる。またその体質を持った人にはたびたびおこる現象」と説明したところ、その人は怒り出した。「絶対に度々経験ができるはずがない!」と。
「じゃあ長島茂雄はどうなんだ。あの人は過去に他人の体験できない歓喜を数百倍経験しているだろう」といったら、本人は納得をした。
その直前に巨人が10・6?の劇的逆転優勝をしていたからだ。
この本は19世紀から現在までの精神分析の流れが書いてある。
フロイトやユングなどはマイナスの精神病の患者からの切り口で精神分析をしてきた。これに対してマズローが精神分析を健康人に対して、自己実現などの視点で前向きにとらえた。
多くの普通人が「至高体験」を経験していることに注目をした。
そしてそれを真正面に分析して解ったことは、超人とか成功をしているほど
この「至高体験」を多く経験しているのだ。成功体験などもそうだろう。
一時巨人の9連覇した選手が多くのチームの監督になったのも、至高体験者の原動力と成功手順の経験を求められた為だろう。
私がいそいそと秘境旅行に出かけるのも、そこで大自然の何かに打たれて「至高体験」を経験するからだ。三桁以上は軽くある。
酒を飲んで騒ぐのも、ミニ至高体験を求めるからだ?少し違うか。
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「至高体験―自己実現のための心理学 」
河出文庫
コリン ウィルソン (著), Colin Wilson
(原著), 由良 君美 (翻訳),
四方田 犬彦 (翻訳
ー内容ー
人間の新しい地平をひらく、悦びの純粋な瞬間「至高体験(ピーク・イクスペリエンス)」。
倒錯や異常といった病理を斥け、あくまでも健康人の心理学の確立を目指した
エイブラハム・マスローの仕事のなかに、『アウトサイダー』のウィルソンが見出した
驚くべき可能性―。十九世紀以降の心理学が辿った複雑な歩みを、分りやすく語った本。
ー目次ー
機械論の時代―デカルトからミルへ
意志の心理学へ―ブレンターノからジェイムズへ
フロイト以降
マスロー、伝記的スケッチ
人間の限界をより高く
ースポーツ医学の分野で解明されつつある現象で、真のトップ
アスリートのみにあらわれるという次元。
それは、ZONE(ゾーン)と呼ばれる現象です。
ここに登りつめること、そして、それを常時日常的に感受する
心理的身体的状況を実現すること、これこそが人類の求めている
一つの到達点ではないか、というのがコリンの主張です。
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ー至高体験をインターネットで調べてみたー
道徳うんぬんを別にすれば、類似の体験は幻覚剤の効果によっても得られるらしい。
実際、神秘家や芸術家の中にはむしろその効果を助けとし、何らかの啓示や
創作イメージを得る者も多い。
次に、LSDによる変容意識の体験者のレポートをひとつ挙げてみよう。
「服用してから約2時間後、何となく後頭部を締め付けられるような感覚が起こり、
身体がむずむずしてきた。静かに壁を眺めていると、次第に唐草模様、あるいは
ヘブライ文字か、シッタン文字のようなものが浮かび上がり、ゆらゆらと動いて見え
壁に掛けてある絵画の人物や、背景などの輪郭も滲んで見えた。
色彩 は鮮やかに眼に飛び込んでき、激しく生気を発していることに気がついた。
また野外の音や、自らの体内の音にも敏感になり、その一音一音に深い意味性を汲み取り、
また、時空の振動すら意識できた。 さらに経つと、時間感覚すら無くなり永遠を感じた。
外出してみると、風や日差し、空、草花などが少々恐ろしいくらい身近に感じられ、
自分はそれらとまったく一体で、そこには偏在した意志のような“何か”があった。」
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06月08日(日)
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