ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■778, 私が10歳の頃-1956年

 長岡の坂之上小学校4年から5年生に進級した頃だ。
10歳までが長岡駅前の繁華街の四つ角の衣料ディスカウントの
店の3階に住んでいたが、この年に駅裏の台町(現在ーとーちゃんラーメン)
に転居していた。
それが転機であった。
あの慌しい店の上の日々が、静かな生活に一変した。

 丁度その頃に、初めて勉強に目覚めた。
ある姉に勉強のコツを教えてもらった。
「一教科でよいから、とにかく良い成績をとってみろ!
そうするとコツが解るし面白みが出てくる」
そうかと思って算数に絞って勉強をしたら、100点近くを取った。
それからコツが解りかけてきた。
とにかく数人のライバルに負けたくないと思って勉強した。

 この頃の虐めは本当に厳しいのは誰も経験があるはずだ。
一番激しいライバル関係が出来上がる時期だ。
また自分の身を守る為にも、誰かをターゲットを探して苛めをする。
このあたりから初めて性格ができるのではないだろうか。
また家庭内ではいろいろな問題を抱えていた。

母親が重度のノイローゼーになっていた。
二人の息子(兄)の不幸の死と、それまでの仕事の疲れの蓄積が原因であった。
あまりの悩みの為、心筋梗塞や多くの病気が一挙に吹き出てしまった。
医者にも見放されそうであった。
何回も死線を彷徨っていた。
その中で姉兄も自分も「自分自身を生きる事」で精一杯の時期だった。
今になって当時を振り返ると、家庭の危機であった。
母はその後3年間の死闘後、一人立ち上がってきた。
身近で見ていても子供なりに、それが分った。
そのあと40年は遊びと趣味をし尽くして亡くなっていった。
死んだ時に解剖をしたところ、心臓の4分の1が壊死していた。
それだけ悩みが深かったことが分る。

商売を続ける事は、すざましいことだ。

・・・・・・・・・・・・・
ーその頃の政治や社会的出来事としては、

日ソ国交回復
参宮線列車転覆の惨事
弥彦神社惨事
砂川基地闘争
メルボルン・オリンピック
ーことば(流行語・話題の発言)は
「一億総白痴化」(大宅壮一)
「愚連隊」 「シンタロー刈り」 「戦中派」
「太陽族」(石原慎太郎の小説「太陽の季節」から)
「抵抗族」(石川達三の小説「四十八歳の抵抗」から)
「デイト」 「ドライ」 「マネー・ビル」
「もはや戦後ではない」(中野好夫)

ーベストセラー
太陽の季節(石原慎太郎)[新潮社] 芥川賞
帝王と墓と民衆
異性ノイローゼ
あなたは煙草がやめられる
夜と霧
モゴール族探検記
大菩薩峠
マナスル登頂記
細胞生活

ー音楽ー
・ラジオ体操の歌[作詞:藤浦洸、作曲:藤山一郎](3月発表)
 ♪ 新しい朝が来た 希望の朝だ 喜びに胸を開け 大空あおげ ラジオの声に 
 健(すこ)やかな胸を この香る風に 開けよ それ 一 二 三
・若いお巡りさん(曽根史郎)(4月発売)
 ♪ もしもし ベンチでささやくお二人さん 早くお帰り夜が更ける 野暮な説教するん
 じゃないが ここらは近頃物騒だ
・東京の人よさようなら(島倉千代子)(5月発売)
・リンゴ村から(三橋美智也)[作詞:矢野亮](5月発売) ♪ おぼえているかい 
 故郷の村を 便りも途絶えて 幾年過ぎた
・ここに幸あり(大津美子)(5月発売)
 ♪ 嵐も吹けば 雨も降る 女の道よ なぜ険し
・愛ちゃんはお嫁に(鈴木三重子)[作詞:原俊雄](5月発売)
 ♪ さようなら さようなら 今日限り 愛ちゃんは太郎の 嫁になる 僕らの心を 
 知りながら でしゃばりお米に 手をひかれ 愛ちゃんは太郎の 嫁になる
・哀愁列車(三橋美智也)
 ♪ 惚(ほ)れて 惚れて 惚れていながら 行(ゆ)くおれに 旅をせかせる ベルの音
・どうせひろった恋だもの(コロンビア・ローズ)(10月発売)
 ♪ やっぱりあんたも おんなじ男 あたしはあたしで 生きてゆく
・ケ・セラ・セラ(ペギー葉山)(11月発売)

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05月22日(木)
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