ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7700,閑話小題 〜戦災現場
トモエ学園では、本物の電車も教室に使われ、授業はめいめいが好きな科目を
選んで始めることができた。午後にはみんなで散歩という、一風変わった学校
だったが、黒柳は大好きだった。当時の自身について、「びっくりする事件を、
いくつも起こしていた」と黒柳は「窓ぎわのトットちゃん」で振り返った。
しかし、そんな事件が起きても、校長の小林氏が黒柳の両親を学校に呼び出す
ことはなかったという。かわりに小林氏は黒柳見かけると、「君は、本当は
いい子なんだよ」といつも言った。】とあった。
ここで、<ヘッセへの治療にもかかわったといわれるユングは、
「人格が未熟の状態から完全な自己意識へと発達することは、賜物であると同時
に呪いでもあるのだ」と述べたが、ヘッセの主張とも符合する。それは二人とも
自己実現がいかに激しい二律背反を伴うものかをよく知っていたからだと言える。
だからこそ、孤独を恐れずに自分自身と向き合いつつ、日々の生活の中で、自己
実現に心を砕いていく「狂狷の徒」に対し、この本は勇気と喜びと平安を与える
ものとなるだろう。>が、ずばり核心をついている。
創業で自己実現を図ってきた人生に少し疑問を持っているが、その面白味と
充実感が残っている。父親の後ろ姿を、幼児の頃から見てきたから、何とか続け
てこられたようだ。結果など、二の次と… 何を選び、何を徹するか。
彼女が繰り返し語る言葉に、「他と比べない」がある。経験と知識の絶対量の
少ない三分の二の人達は、身辺の比較だけが、彼らの科学になる。それが長年
かけて自分自身を押さえつける。
(追)以下の文章を読返し、芸術家とは、「エゴそのまま」の人間になる。
ということは、芸術家には都会の環境が良いことになるか?それも閑静の。
・・・・・・
5127,「魂」の思想史 ーC
2015年03月29日(日)
〜「魂」の思想史: 近代の異端者とともに ー酒井健 (著)
* ゴッホの魂 ーA
03月29日(火)
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