ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7059,閑話小題 〜新宿ねずみ −1
と思いつめて続けてきた。ところが先日、この本を手にとって「これだった!」
と思い知った。
10年間が一つの目安と本文中にあったので、この習慣も、ある時点に到達
してきたのである。 著者の内容をみるとスケールも深さも違っている。
当たり前のことだが。しかし膨大のエネルギーを投入したのも事実である。
「ライフログ化」というコンセプトのブログや商品も出てくるはず。特に
タブレット式パソコンのソフトは狙い目になる。私も10年のキャリアがある
から、経験を生かせる筈だが。面倒か! 夕飯でも、ペットでも、自分の毎朝
8時の顔写真でも、毎日デジカメで撮り、ブログで載せ続ければ、それも
ライフログの一つになる。高校の同級生が卒業してから46年以上、手帳に
毎日、仕事、私生活を木目細かく書き続けてきたという。
・・・・・・
2005年11月03日(木)
1675, 「自薦エッセイ集 魂の光景」−1
−読書日記
「創造する心 日野啓三対談集」につづいて、図書館から
日野啓三著「自薦エッセイ集 魂の光景」を借りてきた。
読めば読むほど、日野啓三の深い洞察に驚きざるを得ない。
数年前に亡くなったが、1990年代、60歳代に入ってから大きな
手術をし、死と向き合うことによって、一段と深い所に達したようだ。
心の奥底に、先祖たちの、生物のあらゆる記憶の存在を感じている。
神秘思想に非常に近いところにいる。 しかし同時に心の奥底に、
神秘思想のところがありながら、「意識は脳の働きである」という
意識を明確に持ったまま、心の奥深い世界を描写している。
印象に深い章から抜粋しながら考えてみる。
ー「書くことの秘儀」ー
”小説を書くってことは、なにひとつ実在しないところから、
リアリティを生み出すことだ、”
”だが死は恐怖であると同時に、生をより自覚的に劇的に物語的に、
悲壮の輝かしく喜ばしいものと痛感させる条件ではなかっただろうか。
死者を弔い。祖霊、神霊への祈り、祭り。
それに伴う様々な建築物、道具、装備品の洗練。 歌と壁画。
食って寝て性交をして子供を育てる以上の膨大な事柄が、
われわれの生を満たすようになったのだ、意識と言葉の進化によって。
一口に言語といっても、他人とのコミュニケーションのための話し言葉と、
ひとり物思い思考しその過程と結論を刻みつける書き言葉とは、
ほとんど異質なものである。 新人を、その抽象的・象徴的能力を
特徴づけるの
07月12日(日)
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