ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7024,閑話小題 〜毎日がドラマのように
歩くに都合の良いように出来ている」という。考えるとき、独り黙想をしながら
歩くのが良いというのも、歩いている方が自然体のためである。
★ 養老孟司対談より
≪ 養老:例えば、歩くのは人間の特徴です。速く走るのは苦手だけれど、長距離
を歩くのは動物の中で一番得意なのです。そういうことは殆ど教えられません。
人間は、単に転ばないように重心を移しながらバランスだけで歩いている。
四つ足の動物は自分の力で体重をまともに移動させなければならないのです。
田部井:人間は走ることではなく歩くのに向いている。そう痛感しながら、
山を登っているのです。
養老:だから、アフリカで発生して、南米まで行けたのです。あれは歩いて
行ったに違いない。アジアを通り北米を経てアメリカ大陸の南の果てまで。
田部井:ひづめを持っている動物は走るのに適していると思いますけれど、
人間の足は歩くためにあって、歩くから身体のいろいろなところが働く
のだなと思います。
養老:後足に頭が乗っているのはほとんど人間だけですからね。馬とかキリン
とか、みんな前足に頭が乗っているでしょう。だから、前足がコケると
頭がコケる。人間の場合、手がいくらコケても頭は平気です。 だから、
そのぶん手が余った。その手は昔から頭と関係が深いわけで、それは脳
からすれば大革命なのです。見えている風景が全然達うでしょう。 ≫
▼ 青年期には、読書や、旅行先で、様々な感動があリ、その都度、大きく
変わっていった。逆に、挫折も大きな変化をもたらした。20歳前後から、
一日、2〜5時間の読書時間を持ってきたが、魂を揺するほどの感動というと、
どれほどあっただろう? 秘境ツアーでも、何度も、その経験をした。
その都度、小さな硬い殻が壊れていき、何かから自由になっていた。
〜次の言葉も、含蓄がある。
『現実は人それぞれ。あなたの行動に影響するものが、あなたの現実です。
知識が増えても、行動に変化する影響がなければ、それは現実にはならない。
「授業を聞いて何か知っても、それによって自分が変わらなければ勉強した
ことにはならない」・・』
『知ることは自分が変わること。がんを告知されて、あと半年の命と思ったら、
同じ桜でも違って見える』
06月07日(日)
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