ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6418,読書日記 〜 記憶こそが人生そのもの
 おいては、距離的な緩衝材があったために、核戦争は管理され実際には
 起こらなかったが、国境を接する国々ではそうした抑止の力がない。
・イランは確実に核保有国家になるだろう。米国と同盟関係にあるはずの
 アラブ諸国は、米国を信じておらず、米の核抑止力に頼らず、独自に核を
 持とうとするだろう。サウジアラビアとエジプト、そしてイラク、シリア
 などが核を保有しようとする
・現在英米の戦略は、空母打撃群を中心に、短距離飛行の戦闘機を中心に
 組み立てられているが、そうした戦略に危惧をいだく専門家もいる。
 彼らは、B-52のような長距離爆撃機こそ必要だと考えている。
・無人飛行機などの戦争のロボット化は引き続き進む。
・先進国は、高齢化による財政悪化で、かつてほどは防衛費に国家予算を
 回せなくなる。
▼ そうこう考えると、40年の間、核戦争が起きない方が不思議で、必ず
 起こるはず。20世紀前半では、1億以上の人が犠牲になったが、再び億単位の
人たちの犠牲も有りうる。今のところ国家間の核攻撃の問題だが、他の科学兵器
を含めた個人の意思による攻撃も充分あり得る。 狂った猿の兵器が、ますます
強大になった結果、人類そのものの存在さえ危くなる。細菌テロなどの科学
兵器が、一国を滅亡させる可能性さえある。追い詰められた弱者の暴動を押さえ
込むシリアの科学兵器攻撃でオバマが激怒したのではなく、それ自体が国家に
よる反乱への弾圧の手段として使用したことに対する歴史的行為であるからだ。
その意味で、中国と、ロシアも、米国の攻撃を阻止した行為は、歴史に残る
愚行として間違いなく残る。そう、細菌などの化学兵器がテロで日常的に使用
される時代が、近い将来の姿である。 

10月09日(火)
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