ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4809,ある明治女性の世界一周日記
と注意された。突然のことに当惑していると、上司は自分の机の抽出しから一冊の本を取り出し、いきない「これは何だッ。」
と呶鳴った。見れば、それは私の本だった。当時、新潮文庫の一冊として上板された、プラトーン・田中美知太郎訳
「ソークラテースの弁明」であった。私は己れを慰めるためにそれを書店で求め、通勤の往き帰りに電車のなかで読んでいた。
上司はそれを私の机の中から取り出し、咎めているのだった。「俺はお前が週刊誌を読んでいる姿、見たことねえぞ。
これは何だ。こんなもの読みやがって。こんなもの読んでて、金に頭を下げられると思ってんのか。人間の心は捨てろ。
そうすれば、どんなことだって平気で出来る。人におべんちゃらを言うことだって、人を騙すことだって平気で出来る。
俺たちは人に頭を下げることによって、飯を喰ってんじゃねえぞ。金に頭を下げることによって、喰ってるんだ。
いいか。お前はその屈辱にもよう堪えん男じゃないか。金に頭を下げることのありがたさを知ったら、どんなことだって出来る。
屈辱に堪えること、それがお前の喰う飯の味だ。お前だって、金なしには飯が喰えん男じゃねえか。
その金は誰からもらうっているんだ。おう、どんな別嬪も便所へ行ったら、パンツを脱いでしゃがむんだ。
人間の心を捨てろ。いいか。」 ・・・ 私にあっては、この小事件は大きな意味・価値を持っていた。
(以下、字数の関係でカット11年05月15日)
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2006年05月15日(月)
1868, ブログは社会革命ー 2 おはよ?!(*^ワ^*)i
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