ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3246, 新・欝の時代 −2
それから私は、その金で借金を返済し、一生懸命に働いた。親父との約束を果たす為に。妻とも一度は離婚したものの、
数年後に復縁した。子供達も結婚して幸せな生活を送っている。そして、瞬く間に20年の月日は流れた。
私も70を過ぎ、物忘れが多くなったものの、親父との約束の日が今日だという事は、ハッキリと覚えていた。
私は必死で働いて貯めた金を鞄に詰め込むと、あの時の断崖へと向かった。約束を果たす時が来たのだ。
丁度、あの時と同じような夕日。本当ならもう死んでいたはずの自分が、こうやって、またここにやって来た。
何やら不思議な気分だ。そして、親父はまた現れるのだろうか。夕日が海に沈み始め、辺り一面がオレンジ色に染まる。
その中で座り込んで沈む夕日を見つめている男の姿が見えた。すぐに分かった。親父ではなく20年前の私がそこに座っていた。
ー感想を書いてみるとー
父親が現れて与えた5千万円は希望・意志ではなかろうか。「20年後に約束どおりそこに行くと、若いときの自分がいた。
そして当時の自分に声をかけたのが父親でなく自分であった。」という落ちがよい。死ぬほどの苦しみ絶望も、
人生で経験しなくてはならない事だ。5千万に匹敵する事かもしれない。
丁度その時の彼にとって、苦しみを超えた意志こそが5千万の価値があったのだろう。
・悪魔の囁き・
ーこれを書いているのは宗教系の巧妙な餌ではないか?ともウガッタ見方もできる。
これを求めてクリックしていったところが、危ない商売の宗教の「??学会」だったり、
「??の科学」だったりする。カルトはやるから、そのへんは!!
自殺よりは、それでもいいかあたりがオイシイ餌だから。簡単に自殺など考えない方が良い。
「このカルト教団どもが、アフリカのエイズのボランテアをするか!」
自殺志願者は餌であっても救済の目的でない! 念のために!
・天使の囁き・
悪魔にだまされてはいけません! これは経験を積んだ人間しかいえない究極の救いの物語です。
この人にとっての究極の中から取った人生の真髄なのです。
もし貴方が「??学会」とかを自分の価値で切り捨てているならそれは間違いです。
それで救われるなら、その人にとってのベストなのです。それを乗り越えてこそ人生である。
のりこえる時の出会いがそれならそれで良いじゃありませんか!
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2002年02月13日(水)
330,真実の時
闘牛に「真実の時」という瞬間がある。闘牛士が最後の止めを刺す瞬間、牛もそれを悟り最後の力を
振り絞って突進しようとするその「一瞬の間」ーこれを「真実の時」という。
葬式の火葬場で最後に釜に最愛の人を入れる瞬間もそうだ。最も親しい人との別れの瞬間もそれだ。何回見ただろうか。
いや両親の経験をしている、叔母も。昨日もその場面を経験した。 感動の絶頂の時もそうだ。
バンジージャンプの落下している瞬間もそれだ。純粋に泣いているとき、笑っているとき、怒っているとき、
そして悲しんでいるとき、そして楽しんでいるとき、感動しているとき、をいう。
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2月13日 1969年
11時に学校にいく。兼古と昨日の件で先生と話した内容を話す。
彼とは1〜2年の時親しかったが、このところは何か気持が通じなかったが、
何か以前の感覚になっていた。兼古とも、これが最後の話になるだろう。
一度だけの人生で、本当によい学生時代をおくれたことだ。
02月13日(土)
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