ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7116,閑話小題 〜二度目の大転倒!
初めてケニアのサファリ・ツアーで、野生ライオンを見たときの驚きを今でも
鮮明に憶えている。動物園のライオンと全く違ったサバンナの野生ライオンは、
全身張詰めた緊張でオーラが漂ったような空気を張巡らせた。
動物園のそれは、緊張感のない、虚脱した飼犬のような動物。猫は数千年かけ
野生の猫を、飼い猫に人工的につくられた。そのため、飼い猫と野良猫を比べ、
飼い猫の方が遥かに、長生きするし、適応しやすい。飼い放しの外猫と、
卓上の猫と、どちらが「猫らしい」のか考えると、難しい問題になる。
このことは犬にも言えるが、話が長くなるから止めておく。
 で、人間の生き方を、飼い猫か、野良猫の生き方から考えると面白い。
人間が人間たらしめているのが、「言葉」という情報手段の獲得である。
そして、それを記録する「文字」の発明。これで間接情報を子孫代々に
書き送ることが可能になった。そして、今ではネット時代である。
それが、プラス面だけでなく、マイナス面でも働くため、問題は大きい。
人間は元々野生猿が進化した生き物。野生猿と、文化的側面を持つ人間の
両側面を持つ存在である。結果として、文明・文化を身に付け、本性は野生味
を持って人生を全うする生き方が人間らしい生き方になる。 人+間で人間。
人の間で生きていくしかない。 野良猫の世界では、猫間の自然ルールがある。
飼い猫のように御主人様の顔色を窺がっていればよい世界とは違う。まずは餌!
 新たに会社を立ち上げる創業は、一見、面白そうだが、実は野良猫的要素が
絶対必要条件になる。新規事業や、独立の相談を何度か受けたことがある。
サラリーマン人生の人なら、大方、「飼い犬が野良犬になる覚悟があるかどうか
を何度も自分に問いかけて、その覚悟がありなら、24時間、寝ても覚めても、
目標に邁進すればよいですよ」と進言する。大部分が、野良猫、野良犬の言葉で、
心中、怒ったり、迷いが出る。覚悟がない限り、創業など、大小にかかわらず、
するべきでない。他人の失敗のあげ足取りをしていた方が飼い猫的で無難。
 ある某フラのOB会らしき飲み会の隣席で、その話題の質の低さに、唖然とし
聞いた。 何もしない、できなかった老壮年達の傷の舐めあいも、飼殺しされた
?系の恨み節となると、哀愁を超えた煉獄の地響きそのものになる。

――――
2018/04/01
閑話小題 〜猫の格言
   * 猫の話
 数日前のポタリングの道すがら、信濃川の大橋の袂の歩道に猫の死骸が
転がっていた。一人のウォーカーが立ち止まって、生きているかどうか、
見ていた。気持ちがいいものでないと思い、そのまま通過した。どうも、
自動車道で轢かれた後に、歩道に放置されたように思えた。もう一つの大橋を
一周して、その場所に様子見に戻ると、カラスが二羽、その猫を啄んでいた。
よく見ると、頭に血が付いていた。
 私の実家は犬派で、名前は全てコロ。猫は一度だけ、小学生の頃、「タマ」
という三毛猫を飼っていたが、ネズミをガリガリ食べていたのをみたが、その
直後に捨てられてしまった。
 猫と犬の数を調べたら、<「平成29年全国犬猫飼育実態調査」による飼育頭数
は、犬が892万頭、猫が952万6000頭で、長年にわたって多かった犬を2017年に
初めて猫が上回りました。>とあった。マンションは、犬より猫が飼いやすい
ためだろうか。庭には、夏を中心に近所の猫の遊び場になるが、問題は糞。
姿を見る度に、小まめに足を強く踏み鳴らして追払っているため、少なくなって
いる。10年ほど前に隣りの貸家に愛猫家がいて、庭にネットを張り、数匹飼って
いたことがあった。そのため、庭は猫の集会所状態。10年近く、住んでいたが、
近隣の苦情がたて続いて、引っ越していったことがあった。 猫も曲者だが、
飼主も苦情対策には強か? 
 動物写真家、岩合光昭がネコ目線で世界中のネコを撮影する姿を、岩合自らが
ネコに語りかける様子を紹介するNHK BS「岩合光昭の世界ネコ歩き」がある。
人気番組・日野正平のNHK-BS「にっぽん縦断こころ旅」の、冬場や、季間の穴を

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09月07日(月)
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