ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6472,閑話小題 〜同級会の現場にて…
指示を出してから作業をスタートさせる。もう一方のグループには何も
指示しない。すると、明らかに「嬉しかったこと」を思い起してから作業を
スタートしたグループの子供達がスピード速く積み木を組み合わせることが
できるのだ。まだ4歳で、大きな幸福経験を積んでいないような小さな
子供達でも、このように差異が出る。
▼ 最後の挫折付きだったが、創業人生は「自分の可能性を追求して努力する
 ときに感じる喜び」の日々でもあった。それに10のポジティブ感情(「喜び」
「感謝」「安らぎ」「興味」「希望」「誇り」「愉快」「鼓舞」「畏敬」「愛」)
もあった。だから、挫折感とか、後悔は思いのほか少ない。それらは、数十年
の毎朝の読書習慣が培ったもの。で、日々是好日、いや日々是口実か。

・・・・・・
5740,大格差 〜書評
2016年12月02日(金)
       ー「大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか」                       
                       タイラー・コーエン (著)
  ⁑ 想像を絶する超越的知性が誕生
 一月ほど前に、<技術的特異点『人工超知能が人類を超える』台場時生著>
の書評、【2045年問題、汎用人工知能、あるいは「強い人工知能」や人間の
知能増幅が可能となったときに起こるとされる出来事であり、ひとたび優れた
知性が創造された後、再帰的に更に優れた知性が創造され、人間の想像力が
及ばない超越的な知性が誕生するという仮説。すなわちこのままの人工知能が
進化し続けれると、2045年が『技術的特異点』の年になる。】を書いていた。
 この書は、この論の延長上にある。これらの周辺産業などに従事した人は、
よりリッチになるが、単純作業のワーカー層や中間層の仕事はロボットなどに
置換えられて、一部の人たちに総取りをされる時代の到来を論じている。
   〜まずは、Amazonの内容紹介〜
《 * テクノロジー失業に陥らないために何をなすべきか?
 近年の世界的富裕層と貧困層の格差拡大の根底には「経済のグローバル化」
「テクノロジーの進化による生産性の向上」「停滞した産業と活力のある産業
の二極化」という抗うことのできない変化がある。
本書は、飛躍的な進化を遂げるテクノロジー=機械の知能に注目し、技術革新
が未来の雇用・所得・ワークスタイルに与える恐るべき影響を徹底検証する。〉
  〜書評書込みには、
《 チェスでコンピュータと協業できる人が最強になるという例えがきわめて
説得的な論理を展開している。そして、人々は、大きな政府の福祉国家よりも、
自分の可処分な金を保持する生き方を好むという点も説得的である。
(大きな政府が、人々の幸せに奉仕するためには、官僚機構が民主主義の原則
に従って多数の市民に奉仕する公僕で構成されなければ不可能である。現状は
原子力ムラ、土建ムラ、安保ムラなどの特定利権組織に国民の富が浪費される。
日本に多額の税金を市民の幸せのために使う官僚機構が実現できるとは思えない。
高福祉社会は北欧の市民社会・官僚機構だからこそ成功しているのだ)
《 60年代・70年代という中流層が厚かった時代が特異な時代であって、
中世のように格差が大きい時代に落ち着く(P.303)という説明も納得できる。
日本でも、第二次大戦以前は過半数の農業従事者の間に地主−小作関係、都市
でも少数の経営層(ホワイトカラー)と多数のブルーカラーがいた。
その階層が、生まれや幸運によって位置づけられていたのが、機会は均等に
与えられていて、あとは本人の集中意欲の有無によって成否が分けられる社会
になる、ということも納得できた。
その他、政府の財政不均衡も解決しないだろうという予測も説得力がある。
総じて、平易に洞察を説いているからこそ、力がある。現実を見るにつけ、
パンとサーカスの時代は古今東西不変なのかと思ってしまう。 》
――
▼ 『自動運転車』が、そう遠くない未来に可能とは今でも信じられない。
 これを世界中の大企業、政府が全力をあげ取組みだしたという。運転には

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12月02日(日)
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