ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6426,読書日記 〜冴えたジョークは人生における立派な教養である
手をたたいて人を呼んだ。おそばの小姓が「ハイッ」と入ってきて、おじぎ
して「ご用は?」「なんにもない。帰れ」。またポンポン……。
「ご用はっ?」、何人来てもみんな「帰れ」そして「帰れ」。そうしたら最後、
森蘭丸が入ってきた。信長がじっと見てたら、すっと来て、おじぎをする前に、
小さな糸くずが落ちているのに気づいた。それを指でつまんでから
「何のご用でございますか?」。「呼んだのは、その糸くずを拾わせるためじゃ」
これで信長は、「蘭丸というやつは注意深い、偉いやつじゃ」というんで
登用した。他のやつはみんな落第よ。信長ばかりじゃない。会社だって、
学校だって上役、先輩も全部、やはりそういう人間を要求してるんだ。
それ考えりゃあ、つまらない人生もつまるようにできる。オレも「坊主の世界
はつまらん、つまらん」とも言ってるけど、つまるようにいつでもやってる
から、忙しくて面白くてな、愉快でたまらんのだ。それでもつまらなかったら、
さっさと死んでしまえばいい。オレは別にとめやせん。生きてる意味を自分で
放棄したんだから、勝手に死にゃあいいさ。 ≫
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▼ 独り遊びが出来れば、人生は面白いはず。その代表的なのが読書。
最近はTV、パソコン、屋外スポーツがある。
10月17日(水)
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