ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6414,閑話小題 〜巨人の次期監督は
と同じ。修行っていうのは、自分を完成させるための作業。一番いいのは、
比叡山の千日修行。あんなのをやったって、誰も儲かりません。GDPが増える
わけでなし。だけど、何が残るかって、「本人が残るですね。それをやった本人
が残るんです。それが「作品」ということです。 だから、自分が作品である
ような、作品としての自分を完成させるつもりで、好きなことをやれば、老人
としての時間を本当に楽しめるんじゃないかな。」
(南)「老人の壁を越えると、作品の自分がいる。」
――
▼「まさか、ここまで元気で生きられるとは!」が、実感だが、老いた実感は
まるでなし。だが、世の中は、そういう鈍感な人にプレッシャーを与える。
そこで、ポタリングで、身近な「風月花鳥」を、PCや、4kTV画面で世界の
「大自然の光景」を楽しむこととにあいなるが、これが素晴らしい!
〜偶然だが、また文脈が以下に続いていく。
・・・・・・
5317,不平等を歴史に学ぶ 〜@
2015年10月05日(月)
【『21世紀の資本』トマ・ピケティを私はこう読んだ 特集】
〜‘不平等を歴史に学ぶ’柴山桂太著 新潮45・2015年3月号
* 上位1%や上位10%への富の集中
中流社会の、三分の二のサラリーマン対、残り下位の構図が崩れた現在、
この本では、“10%vs90%”又は“1%vs99%”の不平等に焦点を当てている。
ネット社会の到来が、世界をグローバル化を促進させ、一部だけが勝ち組に、
残りは負け組の社会になっていく。この著書で、ピケティは、その点を
クローズアップして我々に問題提示をしている。 〜ここで筆者は
「過去の不平等は戦争や革命により暴力的に解消された、しかし著者の
目論見は、この失敗のスリリングな回避にある」とある。さらに・・
≪ 格差社会という言葉はすっかり日常に定着した感がある。“1億総中流”
と言われたのも今は昔、最近では社会の二極化が懸念されるようになった。
日本だけではない。不平等の拡大は世界的な傾向である。特に顕著なのが
アメリカ。 “1%vs99%”とも言われるように、人口の1%の富裕層の富が
増加する一方で、大多数の国民の所得は伸びていない。最近では上位1%
どころか0.1%、或いは0.01%の超富裕層の富が急激に増加している事実が
明らかになっている。なぜこれほどの富の集中が起きるのか。
この問題を考える上で目下大変な注目を集めているのが、
ピケティ氏の『21世紀の資本』である。・・(略)
本の内容は至極真っ当だ。不平等のデータを過去200年以上に亘って
収集・整理した上で自説を展開するピケティ氏の理論は、類書には無いわかり
やすさと説得力がある。日本の格差論争はこれまで、非正規やワーキングプア
の増加が問題視されてきた。非正規の割合はこの20年で増え続け、現在では
労働人口の35%を超えている。年収が200万円を超えないワーキングプア
(働く貧困層)も、若年層を中心に増加の一途を辿っている。
平均的なサラリーマン(中位層)とそこに入れない貧困層(下位層)の格差が、
従来の格差論争であった。 それに対して『21世紀の資本』が扱うのは、
「上位1%や上位10%の富裕層への富の集中がなぜ生じるのか」という問題。
これまでの格差論争が“65%vs35%”の格差を問題にしてきたとすれば、
こちらは“10%vs90%”又は“1%vs99%”の不平等に焦点を当てている。
この本がアメリカでベストセラーになった理由もここにある。 ・・ ≫
▼ アマゾンのビュアーの『21世紀の資本』を要約によると
《本書の主たる主張はごく簡単に言い表すことができ、何度も繰り返されている。
- 人類の歴史のほとんどの期間において、資本収益率は成長率を上回っている。
(つまりr>g)であると、富は賃金所得や産出を上回って成長し、持てるもの
と持たざるものの格差はどんどん拡大。事実、20世紀以前には一握りの金持ち
と大多数の生活に困窮する庶民で社会が構成されていた。
- 20世紀後半に比較的格差が縮小し、そこそこ裕福な中間層が出現して穏健な
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10月05日(金)
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