ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6357,閑話小題 〜つれづれに哲学=言語ゲーム
稲川 ブルーが男性、ピンクが女性、オレンジが色々知っている先生という設定。
ブルーと対面する形で左側に男性、ピンクと対面する形で右側に女性が
て、挙式のアドバイスを受けに来店した際にブライダルジュエリー
(本検証では婚約・結婚指輪)に対する購買意欲を喚起しようと。
ゼクシィ相談カウンターはジュエリーショップと提携しています。
顧客の送客につなげられるかを検証するため、ジュエリーパンフレットの
持ち帰り率の向上を検証しました。ロボットは目線を男性と女性、両方に
目配せしながら語りかけています。ロボット同士の対話にカップルが参加
していく感じを出していますね。 ≫
――
▼ この着想には驚いた。漫才ロボットに使えそうだ。ボケと突っ込みの漫才の
ソフトを入替えれば、数限りなく聞くことが可能。 先週、見た『トランス
フォーマー』が、人間代わりに、宇宙の彼方の星からきたロボット同士を闘わす
物語。これでは残酷さからくる気分の悪さが少なくて済む。実社会で、アルバイト、
パートタイマーが、ロボットに近い状態。 思考作業を極力取除いた単純作業を
従事する人間のロボット化である。ロボットには判断作業も可能となれば、これ
如何に? その上の単純労働を管理するのが、「一般社員」になるが、その上の
管理職は、システム化で、極力少なくてよい。とすると、トップと、スタッフと、
サービス部門に、ラインのスペシャリストしか、人間の能力を要しなくなる。
金融機能など、その最たるものと、先日の週刊誌の見出しに載っていた。
自動車のロボット化が、そう遠くない未来に(5〜10年後)に売りだされる
見通しのようだが、この応用が、全ての分野で起こるとすれば、人間の存在とは
何ぞやという根本問題が生じてくる。
――――
閑話小題 〜最後の講義・11 ー石黒浩:対談
ロボットそのままを人間に当てはめて考えることが出来る。
一対一の対話の訓練、複数の人達との対話。その対話は物語を伝え、互いに
理解しあうことが目的である。その為には、互いに信頼感がなくてはならない。
ということは、ロボットは、人間を深く理解してないと、創れない。
〜その辺りから〜
―対話のつくり込みが肝心―
・石黒 売り子がロボットが人間に代わって販売業務をする際、僕は「対話戦略」
がすべてだと思っています。大阪燗屋の紳士服売り場に設置した「ミナミ
ちゃん」の場合、実際に購入してもらうことにこだわりました。燗屋で一番
売り上げがある販売員を数ヶ月かけて観察し、彼女の対話戦略を組み込んだ。
数日間のイベントとして非日常的な存在のロボットに関心が向けられるでしょうが、
これまでの実験結果、イベント性効果の持続はせいぜい3日間だとわかっています。
ロボットが人間に代わるためには、ちゃんと対話を通じて人間を説得できるよう
にしなくては。年齢、性別、性格、売り場の状況、全部想定して対話の中身を
デザインできたらいいですね。男女も「ケチ」「見栄っ張り」といったタイプ別
に場合分けして、それらの相性まで考えると、どちら側を説得すれば買ってくれる
のかなど、説得の仕方が全部変わるんですよ。
――
―ストーリーを伝える存在―
・稲川 ミナミちゃんと違って、今回の実証実験で3台のロボットを
使いました。この台数は適正だったと思われますか。
・石黒 男女が相談する意思決定ですし、悪くなかったと思いますよ。ただ、
3台の関係性は複雑なので、対話の構造に気づく必要が出てきます。
私たちの研究室では複数台のロボットを使って様々な実験を行っているので、
共同研究をしていただければ、対話戦略をいくらでも教えられます(笑)。
少しだけヒントを教えると「人はなんのために対話するのか」を考えればいい。
簡単に言えば、自分の中にないストーリーを取り込んで、共感し、自分の想像の
世界を膨らませることにあるんですよね。ただ、取り込むときに納得できないこと、
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08月09日(木)
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