ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1710, 結婚32年の風景
少し待ってみようということで、待っても待っても直接ぶつかった人が
こない。恐れて逃げてしまったのだ。恐れる必要は全く無いのに。

こちらも拍子抜け、相手も拍子抜けになってしまった。
バンパーがかなり傷が入っていた。「バンパーを変えなくては駄目だ!」
ときた。しかし直接ぶつかった相手がいない。私も「保険が降りない。
手を打ちましょう!」というと「幾らだ?」と言うから「一万円!」
と言った。4〜5万?取られるなら、ハッタリで思い切って安く言ったのだ。

相手の額に青筋が立った。すかさず「こちらも本来保険で下りるところ
相手がいないので一銭も出ない。警察を呼ぶと面倒です、手を打ちましょう!」
と言うと急に「よし!」と言った。警察がよほど嫌だったみたいだった。
拍子抜けであった。

その時財布に7〜8万の金がたまたま入っていた。いざ支払う時に
それを見た相手の顔が忘れられない。「しまった、全部取れたのに!」
と言う顔であった。
後は逃げるが勝ち、さっさとその場を離れた。

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12時8日(日曜日)  1968年

 12時に起床する。
昼飯後、何か落ち着かない。
夕方独りで池袋に出てみる。
独り目的もなく池袋の街をブラブラするのもよい。
皆がそれぞれ楽しんでいるのを見ると、自分まで楽しくなる。
田島がアルバイトをしているスナックに行ってみたが、日曜日でも
やっていた。しかし彼はいない。
今度は銀座にしてみよう。
本屋などは独りで立ち寄るが、何の当てもなく出かけるのは
初めてだ。違った遊び方を一つおぼえた。
今度は銀座にしよう。

ところで朝寝ていると、
長岡の一番上の姉の正子さんから電話が来る。
明日東京に遊びに来るから、よろしくとの内容であった。
ニューオータニだそうだ。
高木・川崎・松村が案内の候補にあがった。
高木は遊びすぎで謹慎の身だそうだ。
次に川崎に電話をするとOKであった。
友人の車があるから、車つきである。
明日は明日になってみなくては判らない。

 それにしても、いろいろ毎日有り過ぎだ。
一日一日がギリギリである。
何せ、卒論と卒業を絶対に成し遂げないと。

12月08日(木)
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