ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7004,閑話小題 〜つれづれに、…TVが面白い! 
でさえなぜそういう判断になったのかを理解することができない。AIの判断が
統計・確率に基づくものである限り、現実世界との微妙な誤差により誤った判断
をする危険性があることを著者は指摘しており、自動車や医療分野など判断が
人の生死に関わる分野では「Human out of the Loop」は危険であると論じている。
一方、半自動運転車のように人間の関与も含める形の場合は、どこまで人間が
運転に注意を払わなければならないか曖昧な点が問題、実際に実用化されている
半自動運転車の死傷事故の分析では「ドライバーの混乱」が事故の主な原因と
されている。ということで、AIの判断にどこまで人間が関与するかは難しい問題
であるが、急速な勢いでAIの開発と応用が進んでいる今こそ社会全体で考えて
いかなくてはならないことは間違いないであろう。
・本書では、主にAIの技術的な面に焦点を当てて論じているが、基本的にAIの
判断過程がブラックボックスでしかもIoTで様々なAI搭載機器がネットにつながる
時代では、悪意を持った個人やテロリスト、国などによる脅威もどんどん高まって
いるだろう。自動運転車搭載のAIに外部からの操作で誤作動をさせて事故を起こす、
医療分野で治療を支援するAIのプログラムを操作して誤った治療方針を提示させ
結果患者を死亡させるといったケースがまったくあり得ないことではない時代に
なりつつある。AI搭載の兵器がテロリストなどの手に渡った際の脅威は言うまでない。
こういったケースも想定した上で、AIの信頼性を更に高め、悪用を防ぐ方策を
考えていくことが特に人間の生死に直結する分野への応用においては重要であろう。

▼ AIといえば、最近、コマーリャル等で、見かける『ポケトーク』。
 翻訳は、端末ではなくクラウド上のエンジンを用いている。そのため、言語
ごとに最適な翻訳エンジンが活用できる。 従来のオフラインの翻訳機ではなし
えない高度な処理を実現している。これで海外旅行での会話の心配が少なくなる。 
 これをみて、直ぐに考えついたのが『ポケフレンド』。何かを思いついたとき、
話しかけると、即座に、自分では考えつかないレベルの面白い考えを自動的に
伝えてくる機能の端末…。そう遠くない内に、こんなのが出てきたら、如何なる? 
これは思考AI、いや思考サイボーグである。協働ロボットならぬ「協考AI」。
もっとも、グーグルの検索機能も、その類。 自宅の2台のTVはソニーだが、
パナソニックのTVは、音声で直接呼びかける機能と言うが…

・・・・・・
2019/04/07
閑話小題 〜即席・ショートショート −2
   * 10年後の「技術的特異論者」の呟き
 今から十年前の、この随想日記を紹介しよう。 
73歳まで生きていようとは思わなかった。成るほど「死にぞこない」
である。しかし、際なればこそ、情報機器の進化の御蔭で、技術的特異の現象を
味合うことができた。それにしても、これほどとは… 

≪ まさか、83歳まで生きようとは… そして、10年前の、この文章を読もうと
 思ってもみなかった。一年近く前に1万テーマを書上げた。これらの内容を
同月同日に読返すことで、脳の活性化が出来ていた。 老いるとは、老いという
病気が重症化をしていくことでもあった。 じゃあ、生きていて良かったかと
言われれば、「実に良かった」。 世界は日々変わっていく。10年前に、
「技術的特異点」が2045年と言われていたが、既に、到達してしまった? 
今では世界は、AIの判断を最大限に徴用する風潮になっている。そうするしか
ない! 正しいのだから。身体は老化で動きにくいけどね、小さなロボットに、
これまで書いた随想日記をインプットすると、その時の気分に応じて、呼出し
てきて、その関連映像を、自動的にゴーグルに360度の視界に呼出してくれる。
嗅覚、味覚も、脳の神経を刺激することで再現できるとは…  
 自分の過去も、例えば20歳の1966年の映像が、瞬時に次つぎと現れる。
それは、10年前でも可能だったけどね。 当時、ドローンって有っただろう。

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05月18日(月)
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