ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6991,閑話小題 〜まさか? 私が…
ー「死ぬのが怖い」とはどういうことかー 前野 隆司著
* ルート3:自分の小ささを客観視する道ー「1億7125分の1と、70億分の1」
今度は、時間――宇宙と生命の歴史1についてである。世界の人口からみれば、
私は70億分に1。宇宙年齢からすると、人の一生は1億7125分の1の存在。そう
考えれば、深刻に自分の生き様など考えることはない。その自分の枠組も
勝手な定義でしかない。自分など何ということはない。 やっと、それが
理解できるのが最期の最期とくる。そのことが分からないから、
「死ぬのが怖い」のである。 ー まずは、その辺りを抜粋してみるー
≪ すざまじく荒れ狂うひずんだ宇宙の中の、オァシスのような地球。
光速で拡大することこそが普通である宇宙の中で、あたかも静かに見える
特殊で局所的な世界。そこに偶然生まれた人の命。なんとはかなく小さく特殊
な現象であることか。生命の誕生は、今から40億年前といわれている。
地球誕生から6億年経った頃。霊長類が誕生したのは、6千5百年前。
現生人類であるホモ・サピエンスが出現七たのは25万年前。中国その他で
文明が誕生たのが今から6千年前(から9千年前)。そういわれても、どれも
大きな数字すぎて実感がわかない。そこで試しに、137億年前のビヅグバン
を、1月1日の午前零時、現在を一年後の12月31日の24時にたとえると。
つまり、宇宙の歴史を137億分の1に短縮してみると――
・ビッグバンは、1月1日午前零時 ・地球誕生は、8月30日
・生命の誕生は、9月15日 ・霊長類が誕生したのは12月30日午前
6時26六分(新年まであと1日と約18時簡)
・原生人類のホモ.サピエンスが出現したのは12月31日午後11時50分
・中国などで文明が生じたのが新年まで14秒前
・人間の命は、80歳まで生きるとして、0・18秒。宇宙の年齢の、1億
7125分の1。ちなみに、宇宙の直径が274億光年、人間の身長が
170センチだとすると、人間の大きさは、宇宙の大きさの1・44×10
の25乗分の一というとてつもない小ささだ。それに比べ人間の一生は、
宇宙が経た時の1億7125分の1。時間の差は、空間の差よりもはるかに
小さい。これは意外な気もする。1億7125分の1とは途方もなく小さい
とお思いかもしれないが、地球の人口は70億人。あなたの心は、地球上に
ある人間の心の70億分の1に過ぎない。一億7125分の1はそれよりも
約四十倍も大きい。意外と宇宙の中での人間の一生も長いという気がしないでも
ない。とはいえ、宇宙の年齢を一年にたどえると、人間の一生は0・18秒。≫
▼ 前にも書いたが、この宇宙の他に、10の500乗の宇宙が存在している
可能性があると知って世界観が変わった。上記のことすら、問題にならない。
ケセラセラだが、当面、死ぬまでの生活もある。一日一回、このような壮大な
宇宙と、その中の自分を考えればよい。象を世界に、その皮膚の間に住む寄生虫、
70億分の1の自分。その象も、この宇宙からみれば、10の500乗の宇宙
からみれば、チリですらない微細の存在。だからこそ、生きているうち!
・・・・・・
5529,若者よ、外に出よ! ーH 会話は、プチ礼賛から
2016年05月05日(木)
『人生の教科書』なかにし礼著
* 対話ならいいが、どうも会話が苦手で
リタイア後、、新しい出会いの場が極く稀になった。スポーツジムとか、
数少ない飲み会の場で、話したことがない人との会話が出来ない。
学生時代に、カーネギーの『人を動かす』の <人を動かす三原則>や、
<人に好かれる六原則>などを読み、実践してみたことがあったが、
効果は抜群だった(後でコピー)。年齢とともに、これらを忘れていた。
その一つが「プチ礼賛」の勧め。これに「ありがとう」の口癖を
加えれば会話導入は効果抜群のはずだが、何時の間にか脱落していた。
早速、兄弟の49日法要で、久々に会った親戚との会話に「プチ礼賛」を、
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05月05日(火)
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